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夢の汽車に乗って 五円も過ぎれば?

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yumenokisya

Author:yumenokisya
現住所 北海道十勝国

 好きな言葉は
『なんとかなるべさ』

 そう、生きてさえいれば
何とかなるもんです。。。
   


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五円も過ぎれば?

地獄の沙汰も金次第なんて申します

政治家さんやお役人さんがお金好きなのは
現世も地獄も変わりは無いって事でしょうか?

まぁ、そう言う私も嫌いじゃありませんがね


でも

お金は寂しがりだから
たくさん仲間がいる処にしか集まらないのだとか

解るわぁ~

道理でね
我が家には集まらない訳です


ところで
お金って言うのは女性と同じなんて言う人がいます

追えば逃げる

こっちが逃げれば・・・そのまま追っても来ない?

でも、札束をチラつかせたら戻って来たりして?

確かに
金の切れ目が縁の切れ目なんて言いますがね




落語でお馴染みの
熊さんと八っつぁんが
縁結びの神社にお参りに来ています


熊「なぁ、そろそろ嫁さんでももらいてぇもんだね」

八「そうよなぁ~ 俺らももう三十路だからな」

熊「でもよ、男二人で縁結びの神社なんてよ。
  何だか侘びしかないか?」

八「でも、そんな事も言ってられねぇやね。
  ほら、熊公。
  ここは一発、バシッとお参りしようじゃないかい」

熊「そうだな。良し!」


熊さんと八っつぁんは神社の社殿の階段を上り
賽銭箱の前まで来るとお互いの顔を見合わせた


熊「なぁ、ところでよ。
  おめぇ、お参りの仕方って知ってるのかい?」

八「お参りの仕方? そんなもんあるのかい?」

熊「そりゃ、あるだろうよ。なんせ神社だぜ」

八「じゃ、どうするんでぃ?」

熊「どうって・・・どうする?」

八「なんだい、頼りねぇ奴だな」

熊「じゃ、ちょっと御隠居さんにでも訊いてみるかい?」

八「長屋に戻るのかい?
  やだよ、面倒くさい。チャチャってやっちまおうぜ」

熊「チャチャったってよ。そりゃマズくないかい?
  相手は神さんだぜ」

八「なぁに。神さんだって商売だ。
  金になるんなら文句は言わないさ」


八っつぁんはそう言うとニヤリと笑むと
巾着から百円玉を取り出して熊さんに見せた


熊「おー、豪気だね~ 百円も賽銭にするのかい?」

八「チッチッ。違うよ。百円玉は見せ金さ。
  本当に投げるのはこっち」

こう言うと
八っつぁんは自慢げに一円玉をかざして見せた


熊「おいおい、いくらなんでも一円はないだろ?」

八「なぁに、お参りをしている隙にパッと投げたら
  いくら神さんだって分りっこないさ。
  同じ色だろ?」

熊「そりゃそうだけどよ・・・」

八「ほらっ、つべこべ言ってないで投げるぞ」

御「これこれ。
  神様の前で何をごちゃごちゃしてるんだい?」


二人のやり取りを傍で見ていた御隠居さんが
苦笑いをしながら二人の元にやってきた


熊「あっ、御隠居さん!
  何ね、八の野郎とちょっとお参りに。
  そろそろおいら達も・・・その
  ほら、お嫁さんが欲しいなぁ~なんてね」


そう言いながら熊さんは頭をかいて照れた


御「そう言う事かい?
  ここは縁結びの神様だ。
  真剣にお参りをしたら叶えてくれるじゃろ」

八「えへへ。ですよね~?
  ほらっ、熊公いくぜ!」


そう言うと八っつぁんは
一瞬、百円玉を賽銭箱に投げるふりをして

八「あっ、神様! あっちにアレ!」

そう言ったかと思うとすぐさま
もう片方の手に持っていた一円玉を賽銭箱に投げた


御「これこれ。全くお前らときたら」


御隠居さんは呆れた顔で二人を見た


熊「いえいえ、あっしじゃありませんぜ。
  八の野郎が・・・」

八「だって、お前。百円なんて大金を出して
  それで嫁が来なかったらどうするんでい?
  あれは言ってみれば手付金みたいなものさね」

御「呆れたね~
  そんなんで神様は騙されやしないよ」

八「じゃ、本当に百円を投げれと?
  御隠居さん、責任取ってくれるんですかい?」

御「あたしゃ嫌だよ。
  大体だね、縁結びのお賽銭ってな。
  昔から五円玉って相場が決まってるんだよ。
  ほら、よく言うだろ?
  『ご縁がありますように』ってな」

八「へっ? そうなんですかい?
  おい、熊公、聞いたかい? 五円だとよ。
  しかも、五円とご縁をかけてやがる。
  こりゃ、面白いね~」

熊「そんなんで良いんですかい?」

御「まぁ、気は心ってな。
  もっとも、八みたいな小賢しい奴は
  神様もちゃんとお見透しだろうけどな」

八「そ、そんなぁ~ いや、決してそんなんじゃ」

熊「おい、どうするんでい?
  もし、これで嫁が来なかったらお前のせいだぞ」

御「まぁまぁ。およしなさいよ、みっともない」

熊「だって、こいつが・・・」

八「なんでい、お前だって・・・」

御「分った、分った。もうおよしなさい。
  改めて二人して五円玉を投げたらどうだい?
  ちゃんと心を込めて
  『ご縁がありますように』って願うんだよ」


そう言われて二人は神妙な顔つきで
何度も何度も頭を下げながらお参りをして
五円玉をセイので賽銭箱に投げた

賽銭を投げ終わった後で八っつぁんが真顔で訊いた


八「そういや、御隠居さん。
  あっしはさっきのと合わせて六円投げちまったんですが
  ちゃんと御利益はありますかね?」

御「ふむ・・・それはちとマズいな」

八「と、言いますと?」

御「一円と五円で六円だ。
  六円、つまり無縁・・・縁が無いって事だな」

八「そ、そんな殺生な!」

御「身から出た錆じゃな。
  神様相手にあこぎな事をしようとするから
  罰が当たったんだろうよ」

八「そんなぁ~
  こら、神さん! 一円返せ! 俺の一円だぞ!
  返せ、こら神さんよ!
  頼む! いや、頼みますよ~ 返してくださいませ」

御「やれやれ」

熊「えへへ。おいらはちゃんと五円ですから
  御利益はあるって事ですよね?」

御「どうだかね~
  お前らは共犯だからね。
  まぁ、せいぜい神様にお詫びをするんだね」

熊・八「そ、そんなぁ~(泣)」




ご縁(五円)も過ぎれば
無縁(六円)になると言うお笑いの一席でした

皆様も
くれぐれも神様を騙そうなんて思っちゃいけませんぜ

それにしても
あの熊さんと八っつぁんがお嫁さんを欲しいなんて
やっぱり、これも春の陽気にせいなんでしょうかね

皆さんも、ちゃんと恋をしてますか?

春ですよぉ~~~♪


あっ、そうそう!

熊さんと八っつぁんには内緒ですがね

こんな時はね
もう三十九円を足して賽銭にすれば良いんですよ

六円に三十九円で〆て四十五円

始終ご縁がある・・・なんてね


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