Neko

夢の汽車に乗って 似ているけど違うこと

プロフィール

yumenokisya

Author:yumenokisya
現住所 北海道十勝国

 好きな言葉は
『なんとかなるべさ』

 そう、生きてさえいれば
何とかなるもんです。。。
   


カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最近の記事


カテゴリー


最近のコメント


フォト・ポエム


クリックお願いします。


月別アーカイブ


ある夜、帰宅をすると長女がソファで毛布にくるまっていた。

「なんだ? 風邪でも引いたのか?」

「違うよ。こうしてると暖かいんだ」

「そりゃまぁ、そうだろうね。
 こんなストーブを点けている部屋で
 しかも毛布でくるまってりゃね」

「へへ、それだけじゃないんだよ」

長女がニヤリと笑って見せた。

「何が?」

「これ」

そう言うと長女は毛布をパッとめくって見せた。
そこには長女に寄り添うように猫が一匹横になっていた。

「どう、良いでしょ~?
 毛布を掛けていると猫が入って来るんだよ」

「なるほど。幸せな奴だね」

「ホント、こんな暖かい所で寝ていられるんだから
 うちの猫は幸せだよねぇ~」

「いや、幸せなのはお前だよ」

「なんで?」

「だって、そんな事で幸せを感じられているんだからね」


私としては仕事が休みの日も
友達と遊びに行くでもなく
買い物に出る訳でもなく
いつも決まってほぼ一日中ソファでゴロゴロして
スマホを覗くかゲーム三昧の長女を
少しだけ皮肉ってみたつもりだったが
誰に似たのか?
素直に猫と寝ていられる事を幸せだと言う長女。


「お前は幸せ感じ上手だね」

私のその言葉にも長女はすまして答えた。

「私、幸せのハードルは下げる事にしているんだ。
 そしたら何でも幸せに感じられるじゃん」

「確かにね。ささやかな幸せってのが
 本当は一番の幸せかもしれないけどね」

「でしょ?でもさ。
 幸せのハードルとプライドって似てると思わない?」

「プライドと?」

「そう。どちらも変に上げ過ぎちゃうと幸せになれないよね」

「そうだね。一理あるかもね」

「絶対そうだよ」

「でもさ。幸せのハードルはいくら下げても良いんだけどね。
 プライドはある一定のところでキープはしておくべきだと思うよ」

「そうなの?
 でも、変にプライドがあると自分で辛くならない?」

「まぁ、かもしれないけどさ。
 でも、絶対に譲れない一線ってあるじゃん?
 そこを崩しちゃうと
 自分のアイデンティティーも無くしちゃうんじゃない?
 それはダメだと思うよ」

「う~ん。そうなのかな?」

「そうさ。幸せ感じ上手なのは良いよ。
 でも、自分を捨てて何かを得たとしても
 それが本当に幸せな事なのかな?
 プライドを保つにも捨てるにも限度はあるんじゃない?
 特に、子供に対しては親はきっとみんなそう言うと思うよ」

「そんなもの?」

「あぁ、そんなもんさ」




似ているけど違うものって世の中にはたくさんある。
もっとも、立場次第で視点が変わるなんて事もあるんだけどね。

似ているもの同士の違いの大きさなんて
感じるものは人それぞれなんだろうけど
そこにもし違いが感じられるなら
それこそがきっと自分にとっては大事な事なんだ。


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する


Powered by FC2 Blog