Neko

夢の汽車に乗って パーティは終わったよ

プロフィール

yumenokisya

Author:yumenokisya
現住所 北海道十勝国

 好きな言葉は
『なんとかなるべさ』

 そう、生きてさえいれば
何とかなるもんです。。。
   


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ミラーボールが止まりスポットライトが消えて
会場の明かりが眩しく灯る

かかとの折れたガラスの靴を脱ぎ捨てて
シンデレラは帰りを急ぐ

白雪姫は飲みかけのシードルを一気に飲み干した

酔い潰れた眠りの森の美女は
壁際のイスにもたれかかるように眠っている

パーティは終わったよ



取り残された偽物王子達は
おそらくは物語の中ではその他大勢の娘達に
手当たり次第に声をかけて
それでも尚、今夜の獲物を狙ってる

都会は夜の方が華やかなんだってね
それは何故かって?
「嘘が隠せるからさ」

男も女も魔法が好きで
騙したつもりが騙されて

パーティは終わったよ



君を送るタクシーの中で
酔っているのかフリなのか?

独り言のように君は呟いた
「もう、待つのも疲れたわ」

気にも留めずに
僕は楽しかったパーティの話を続ける

付き合いが長くなるほど
男と女の温度は変わるものだって気付きもせずに

森のような公園に差し掛かった所で
君は運転手に言って車を停めた

「どうしたんだ?」って言うほろ酔いの僕に
君は人魚姫の真珠のような涙を一粒くれた

それは悲しいくらい美しくて
儚いくらい一瞬で泡沫のように弾けて消えた

車を降りた君は振り返ると僕に向かって言った

「パーティは終わったわ」



男も女も魔法が好きで
愛も夢も何でも叶えられると信じている

明けない夜の魔法が解けたら
その時、やっと気が付くんだろう

パーティは終わったよ




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