Neko

夢の汽車に乗って 正念場

プロフィール

yumenokisya

Author:yumenokisya
現住所 北海道十勝国

 好きな言葉は
『なんとかなるべさ』

 そう、生きてさえいれば
何とかなるもんです。。。
   


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正念場

人生には
必ずいくつか正念場を迎える時が来る

ただ
そこで人は三種類に分かれる

一人は

現実を正面から受け止め
最大限の努力をする人

もう一人は

断崖絶壁から一度落ちてみないと
そこが正念場だった事にすら気付かない人

最後の一人は

いつまでも逃げ回る人




某家の長女二十歳
今、彼女は人生で四回目・・五回目?

まぁ~
何れにせよ正念場を迎えている

短大二年生・・・つまり就活である


今夜も彼女は履歴書を書いていた

「ん~ ねぇ、お父さん?」

「何?」

「私の長所って何だと思う?」

「長所? ん~ ・・・・」

私の明晰な頭脳も思わず思考停止

「おーい! 固まらないでよ!」

「ん? ここは何処? 私は誰?」

「んもう! 真面目に答えてよ!」

「お前は自分で何だと思う?」

「解らないから訊いているんでしょ?」

「本人に解らない事がお父さんに解るか?」

「質問に質問で答えないでよ、もう!」

「あはは、悪い悪い」

「じゃ、何だと思ってる?
 愛する娘の事だよ。よもや何も無いなんて・・・」

「いや、もちろん有るさ」

「何、何?」

「そうだなぁ~ 変なところで真面目とこ」

「何それ? 『変な』って長所じゃないじゃん」

「でも個性かもよ」

「もう、茶化さないで!
 じゃ、短所は何だと思ってる?」

「ん~ 妙に真面目過ぎるとこ?」

「何? 同じじゃん?」

「いや、大きく違うだろ?
 何でも『過ぎたるは及ばざる如く』ってな。
 どんな長所も過ぎれば短所にもなるって事さ。
 つまり長所と短所は裏表なんだよ。
 良い方に活かせば長所だし
 そうじゃなきゃ短所にも成り得るってね」

「ん・・・何だか言いくるめられてる気がする」

「そんな事は無いさ。
 ほら、そうやって素直に受け止められないのは
 十分短所だぞ。
 もっとも、
 そんな本当の事は履歴書には書けないけどな」

「解った。じゃあさ。私の特技って何だと思う?」

「幽体離脱」

「えっ? マジ? って、そんな訳無いしょ!」

「あはは、ごめん。言い間違った。
 お前の一番の得意技は現実逃避だったっけな」

「あのさ~ それの何処が特技なの?」

「あれっ? 違った?
 だって、お前。試験とかさ、大事な事があると
 必ず携帯とかゲームの世界に逃げ込むじゃん」

「別に逃げてる訳じゃないよ」

「何? 現実を見たくないだけだろ?」

「だって・・・」

「まぁ、良い。
 今はそんな事を言ってる場合じゃないしな。
 で? 結局、履歴書はどうなったんだ?」

「もう、変な事ばっか言うから全然書けないよ」

「お前さ。履歴書ってさ。
 自分の<言葉>で書かないと意味が無いんだよ。
 お父さんがアレ書け、コレ書けってのを書いても
 面接官に突っ込まれたら自分の言葉で答えられるのか?
 正直に書けば良いんだよ。
 その正直さは立派な長所なんだから」

「ん~ 解ったような、解らないような・・・」

「まぁ、そうは言っても
 余りに本当の事と余りの嘘は書かない方が良いよ。
 必ず墓穴を掘るからさ」

「じゃ、どうしたら良いの?」

「そう言う素直なとこは長所で良いと思うよ。
 真面目なとことかさ。
 でも、さっきも言ったけど過ぎるのはダメ。
 特技は・・・そうね。
 お前、前に言ってたろ?
 実習に行って小さな子に懐かれたってさ。
 そんなんでも良いんじゃない?
 特技が無いなら人柄プッシュだよ(笑)」

「ん~」

「これから試験とか面接が続くだろ?
 言ってみれば、ここが正念場なんだぞ。
 『正念場』の意味から言えば
 ここが真価を問われる場面って訳だ。
 逆に言うと、お前の見せ場なんだよ。
 だから一生懸命にぶつかれば良いのさ。
 後で後悔だけはしないようにね」




とは言ったものの
確かに後になってみないと解らない事もある

でも、それはそれで良い

ただ、人生に正念場はひとつだけじゃない

でも、そのひとつを自分の力で乗り越えられたら
後はいくつ来たって、きっと乗り越えられる

もし
乗り越えられない時があったら
その時は誰かに助けてもらったって良い

一生懸命な人には
必ず味方をしてくれる人が出来るものだよ

そして、それと同じくらい
人には常に誠実に接していたらね




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