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夢の汽車に乗って 全てを捨てたら

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yumenokisya

Author:yumenokisya
現住所 北海道十勝国

 好きな言葉は
『なんとかなるべさ』

 そう、生きてさえいれば
何とかなるもんです。。。
   


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全てを捨てたら

「なぁ、全てを捨てたら何が残ると思う?」

「全てを? そうだなぁ~ 気軽さかな?
 何にも縛られるものは無くなるだろ?」

「そう・・・だね」

「何だよ? 端切れが悪いなぁ~
 違うのかい?」

「いいや、それもひとつだと思うよ」

「ひとつ? じゃ、他にも何かあるのかい?
 だって、全てを捨てるんだろ?」

「まぁね」

「よし、分かった!
 想い出だろ?
 今持っているものを全て捨てたとしたって
 想い出だけは残るもんな。
 どうだい?」

「うん。 それもひとつだね」

「なんだよ? また『ひとつ』かい?
 全てを捨てたとしたらだろ?
 そんなにたくさん残るもんかい?」

「どうだろ・・・?」

「どうだろってさぁ~
 訊きたいのはこっちだよ、まったく」

「知りたいんだ。
 全てを捨てた後にでも残っているものがあるのか?
 それとも本当に何も無くなってしまうのかさ」

「捨てるってさ。
 今持っているものだけかい?
 それとも、想い出だとか今までの経験だとか
 過去も含めて全部の事かい?」

「そうだね。 もし、全部だったら?」

「それなら少なくとも・・・そうだな
 全てを捨てた後に残るのは希望や未来ではないよね。
 今が無くなれば未来だって無くなるんだから
 希望だって当然残る訳がないよ。
 それなら残るものはひとつしかないんじゃないか?」

「ひとつ? 何?」

「後悔だよ、後悔。
 きっと、全てを捨てた事を後悔するのさ」

「後悔・・・か。
 後悔も捨てられないのかな?」

「仮に、後悔も捨てられたとしてさ。
 それで全てを捨てた後に残ったものが
 自分の身体ひとつだったとしたって
 それに何の意味があると思う?
 そんなもの無いだろ?」

「うん・・・」

「過去も捨ててさ。
 今あるものも捨てて、未来も捨てて
 そして、その事の後悔まで捨てちゃさ。
 そこに自分の身体だけが残ったとしたって
 それはただの抜け殻だよ。
 そんなものに意味なんか無いよ」

「そうだな。
 それじゃ、これだけは捨てちゃダメなものって何だろ?」

「それもやっぱり後悔なんじゃないかな。
 何もかも捨てたとしたってさ。
 後悔だけでも残っていたら
 いつかはそれをバネに出来るかも知れないだろ?
 後悔をするって事は失敗を認める事なんだと思う。
 それが出来るなら、後悔を取り戻す事だって出来るさ。
 違うかい?」

「じゃ、後悔はした方が良いのかな?」

「した方が良いとまでは言わないけどね。
 でも、何の後悔もした事の無い奴よりは
 一度でも後悔をした事のある奴の方が
 人としての深みがあるような気がするよ。
 ほらっ、良く
 『悲しみを知っている人の方が他人に優しくなれる』
 そう言うだろ? それと同じでさ。
 後悔をしても反省をしない奴はどうしようも無いけどさ」

「つまり、人間は生きてる限りは
 全てを捨てるなんて出来ないって事かな」

「いや、捨てる必要も無いって事さ。
 むしろ、捨てて良いものなんて何も無いんだ。
 そうだろ?」




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コメント

この詩、いいですね。
糸井さんの自己肯定力に通じるものが有って
人間は本質を変えないと変わらないとある人に
言われましたが、そんなことはなく素直に自分を
受け入れていいんだと思えるようなメッセージを
持っているような気がします?

なおさん、こんばんは。

そうですね。
又、自分を受け入れる事が大事な事であって
捨てて良いものなど何も無いのです。
今いる自分を否定したくないものね。

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