Neko

夢の汽車に乗って 2019年10月21日
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yumenokisya

Author:yumenokisya
現住所 北海道十勝国

 好きな言葉は
『なんとかなるべさ』

 そう、生きてさえいれば
何とかなるもんです。。。
   


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私の黒猫理論

仕事中、町中を走っていたら
目の前を黒猫が横切って行った。

「おっ!これは縁起が良いぞ!
今日は何か良いことが有るに違いない!」


黒猫は不吉だと言う人がいる。
西洋では黒猫は魔女の使い魔だとか
死神の使いだとか言われていたりする。

あれっ?
死神の使いはカラスだっけ?

ま、まぁ~ともあれである。

私にとっては黒猫は縁起が良い動物なのである。


こんなことがあった。

あれはそう。私が大学二年生の頃の話だ。
私は春休みを利用して自動車の教習所に通っていた。

そして、卒業検定の日。

私はチャリに乗り意気揚々と教習所への道を走っていた。

「卒業検定に合格したら、いよいよ残すは学科試験のみだ。
 良し、頑張るぞ~~~!」

東京の三月は日差しも北海道とは違いけっこう暖かい。

「天気の良いし、絶好の路上検定日和だな」

私はスポーツカーのハンドルを握って
湘南辺りをドライブをする自分の姿を想像しながら
ハイテンションでペダルを漕いでいた。

「真夏の湘南、照りつける日差し。
 長い髪を風になびかせて助手席の彼女は微笑む。
 ん~最高じゃん!
 で、それから沈む夕日を二人で眺めながら・・・むふっ」

私の妄想も既にマックス・・・と、その時だ。

突然、目の前を黒い物体が横切ったのだ。

「ゲッ! く、黒猫じゃん! な、な、なんて不吉な・・・
 あぁ、もしかして俺、もう今日はダメかもしれない・・・」


しかし、落ち込む私の予想に反して
卒業検定はひとつのミスもなく
教官にブレーキペダルを踏まれることもなくパーフェクトに終了。

「あー、何とか無事に終わったな。良しパーフェクトだ!」

自信満々に気持ちを持ち直した私は
何気なくクセでもあるのだが、メガネに手が伸びた。

しかし。

「ん? アレッ? ない・・・アレッ? メガネは?」

焦る私。

「アレッ? もしかしてメガネをかけないで検定を受けた?」

何気なく教官から渡された履修用紙に目をやった。
すると、そこには・・・

氏名:○× □△
免許条件:眼鏡使用

と、しっかり書かれていた。

「や、やばい・・・メガネ、忘れてた・・・
 これが黒猫の呪いだったのか・・・もう、ダメだ・・・」

と、思いきや!

な、なんと!

検定は一発合格!

「なんだ、黒猫って全然縁起が悪くないじゃん!
 いや、むしろ検定がパーフェクトだったのは黒猫のおかげ?」

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの逆って訳じゃないけど
結果が良けりゃ黒猫も天使・・・みたいな?

「黒猫クン、ありがとな!」


それ以来
私にとって黒猫は幸運を運んでくれる動物になったのだった。


因みにだが。

目の前を横切る猫が
黒猫なら縁起が良い。私に幸運をもたらしてくれる。
白と黒の色合いが半々の猫なら幸運の確率は二分の一。
三毛猫なら・・・幸運の確率は三分の一?

残念ながら
未だに三毛猫に前を横切られたことはないので
実証された訳ではないのだが
私は勝手にそう思い込んでいる。


で、今日。
まさに全身真っ黒な猫が私の目の前を横切って行ったのだ。

しかも
頭の先からしっぽの先まで全身が艶々な特上の黒猫だったのだ。
これはもう絶対に幸運が来ない訳がない。

「おっ! これは今日絶対に良いことが有るはずだ!
そうに違いない! うん、間違いない!
うふっ、で・・・何だろう?
会社の帰り道に百万円を拾うとか?
バスを待っていたら美人のお姉さんに声をかけられるとか?
コンビニで千円札で払ったら一万円札でお釣りをくれるとか?
うふっ、むふふ。なぁ~にっかなぁ~ルンルン」

溢れ出てくる期待の渦。
こぼれ落ちる妄想の渦。
隠しきれない願望の渦。

「男のロマンだわ~! むふっ」


が、しかし・・・

意にも期待にも反して何事もなく一日が終了。

「えっ? あれっ? なんで???」


釈然としない気持ちで
いや、むしろ何かとてつもなく損をしたような気持ちで
ベッドに潜り込んだ私に天の声が聞えた。

『何もないのが一番良いことなんじゃよ』


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