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夢の汽車に乗って 2019年07月
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プロフィール

yumenokisya

Author:yumenokisya
現住所 北海道十勝国

 好きな言葉は
『なんとかなるべさ』

 そう、生きてさえいれば
何とかなるもんです。。。
   


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契約

糸よりも細い新月の夜は闇の深さがいっそう濃いようにも見えた。

「何だか不気味な夜だな」

いつも通っていて見慣れているはずの辺りを見回しながら俺は呟いた。

霊感があるとか、第六感が働くとかそんなことは今までも一度も無かった。
周りの景色だって特にいつもと何かが違うという訳でもなかった。
にもかかわらず、その夜は何故か自然と帰宅をする道も足早になっていた。

いつも近道にしている薄暗い公園の散策路を抜けようとしていたその時だった。
黒ずくめの衣装を身にまとった男が突然、俺の目の前に現れたと思ったら
近づいて来るなり俺の顔を下から覗き込むようにして、そしてこう言った。

「お前さん、ずいぶんと後悔を背負い込んでいるって顔をしてるね」

見知らぬ男のいきなりの言葉にカチンときた俺は無愛想に答えた。

「はん、何をバカな! お前に心配をしてもらうことなんか何もないさ」

「なら、良いけどね。でも、ほらっ、顔にちゃんと書いてあるぜ。
 『私は今まで何度も何度も後悔をしてきました』ってな」

「ふん、お前に何が判るって言うんだ?
 えー? いったい俺の何を知ってるって?」

すると男は嘲るように呟いた。

「知ってるさ。お前さんの何もかもね。
 お前がこれまでしてきた後悔の全てもさ」

「どうだかね。第一、俺にはそんな言うほどの後悔なんてしてない」

「ほぉ、そうか。それじゃあ、これは他の奴のことだったかな」

男は古ぼけた手帳のような物をパラパラとめくりながら
さも、意地悪く独り言のように呟いた。

「どれどれ・・・大学受験の時?
 親にずいぶんと心配をかけたんだねぇ。
 受験に失敗をして家出をしたのかい?
 自分が勉強しなかったのを親のせいにしちゃって、まぁ。
 で、やっと入った三流大学じゃ仕送りをもらって放蕩三昧だって?
 ひどいもんだね。呆れるよな?
 それから・・・うん、二十七歳の時に別れた女のことを?
 ほぉ、今でも忘れられないでいる・・・
 もう三十年も経ってるのに?
 だって、お前は結婚もしていて今じゃ孫までいるってのにかい?
 忘れられないのに何で結婚なんてしたんだい?
 忘れる為かい? それとも自棄になっちまったって訳かい?
 いやいや、までも、一途もここまでくりゃ笑い話だね、全く。
 なぁ、そう思わないかい?
 お前さんのことじゃないってなら言うけど、こいつ笑えるだろ?
 それから? ふむ、なになに? 亡くなった母親に対して・・・
 ん、こりゃ笑えないかね。バカな奴だぜ、全くな。
 親孝行、したい時に・・・ってやつかね。
 後悔先に・・・」

次の言葉を遮るように俺は叫んだ。

「止めろ! 止めてくれ・・・判った、もう判ったから・・・
 いったい、お前は何者なんだ?」

「俺か? 俺はお前さんの友達みたいなもんだよ」

「何処がだよ? 俺にはお前みたいな友達はいない」

「だから、<みたいなもん>って言ってるだろ?
 友達で悪けりゃ、お前さんの分身だとでも言っておこうか?」

「意味が判らない! 何だ? いきなり俺の前に現れて。
 俺の粗探しかよ? いったい何が目的なんだ?」

「目的なんかないさ。言ったろ? 俺はお前さんの分身だってね」

「・・・」

「おいおい、そんな渋い顔をするなよ。仲良くやろうぜ」

「何が目的だ?」

男は俺の目を真っ直ぐに見ると言った。

「お前さんの願いを叶えてやろう」

「願い? どういうことだ?」

「お前さんの願いを叶えてやる。それだけのことだよ」

「ふん、やっぱりお前は相手を間違ってる。
 どうせ、新手の新興宗教とかそんな類いだろ?
 残念だったな。俺はお前の金づるになるほど金なんか持っちゃいないさ。
 どうせ、さっきの話だって、おおかた興信所か何かで調べたんだろ?
 悪いな。かかった経費も回収出来ないでさ。
 フン、カモなら他で探すことだ」

俺は吐き捨てるように呟いた。

「ハッハッハ。面白いことを言う奴だな。
 誰が金を取るって言った?」

「じゃ、何が狙いだ?」

俺は思わず男に詰め寄った。
男はヤレヤレといった仕草を見せると言い聞かせるように俺に言った。

「おいおい、ずいぶんな言いぐさだな。狙いなんかないさ。
 なぁあに、簡単な話さ。
 今のお前さんの全てと引き替えに
 お前さんが一番戻りたい時に一度だけ戻してやる。
 そしたら、お前さんはその時にした選択を代えれば良い。
 後悔をしたなら、そうならない選択をし直せば良いって訳さ。
 お前さんは人生をやり直すことが出来るんだ。
 どうだい? 良い話だろ?
 今のお前さんの全てを失ったとしてもお前さんは人生の選択をやり直すんだ。
 後悔をした選択はもう二度としないだろ?
 お前さんは改めて新しい人生を生きるんだ。
 今のお前さんの全てが無くなったところで
 違う人生を歩んでいるお前さんには何も影響は無いって寸法さ」

「そんなことが出来る訳がないだろ?」

俺は憮然と答えた。
すると男は笑みを浮かべながらこう言った。

「じゃ、試してみろよ」



「さぁ、いつに戻りたいだ? いつでも良いぜ。思いのままだ」

男は手帳をパラパラめくりながら訊いた。

俺は考えていた。

確かに、過去に後悔は何度もあった。
同じような後悔を繰り返してしまった時には
『なんて俺には学習能力がないんだろう?』
そう、自分を蔑んだこともあった。
過去に戻ってやり直したいと何度思ったことか。

でも、だからと言って現状を全て否定しようと思ったことは無かった。
確かに、過去には何度も後悔があったけど
結果、子供にも恵まれたし、今では可愛い孫だっている。
その全てを否定しようなんて気はそもそも無かったのだ。

ただ、その一方で歳を経て希薄になってしまった夫婦関係とか
仕事でも、ここ最近は上手くいかないことが続いたりと
そんなこともあって何処か投げやりな気持ちが増していたのも事実だった。

『過去になんか戻れる訳は無い』
そう思いながらも一方では
『もう一度人生をやり直せたなら俺はどんな人生を歩んでいたんだろう?』
それはきっと、誰しもが一度は思ったことがあるに違いない。
そして、俺は今夜この変な奴に出遭ってしまった。

『これは運命なのか? それとも、ただの夢か?
 そもそも本当に過去になんか戻れる訳がない。
 だけど、もし本当に戻れるなら・・・
 いつにする? 大学受験からやり直したいけど
 いや、違う・・・そうじゃない。
 やはり、あの時か・・・』

「決まったかい?」

俺を急かすかのように
男は右手に持った例の手帳を左手に何度も軽く叩き付けながら訊いた。

「あぁ、二十七歳の誕生日の一週間前に戻してくれ」

「ほぉ。やっぱりね。だと思ったよ」

全てを見透かされた気がして恥ずかしさから俺は度鳴るように言った。

「うるさい! 出来るなら早くやって見せろよ!」

「もちろんだ。お前さんも今度こそは後悔のない選択をしなよ。
 やり直せるのは一度っきりだからな。
 そうそう、それじゃ、約束通り今のお前さんの全てを頂くぜ」

「ふん、好きにしろ!」



長い夢から覚めた後のように身体には変な怠さというか疲れみたいなのが漂い
未だ何処か夢と現の境目にでもいるかのように心は重く垂れ込めた雲のようだった。

「今は・・・いったい、いつなんだ?
 俺は今、何処にいる? そして・・・何をしていたんだ?」

思い出そうとすると頭が割れるように痛んだ。
考えようとする度に動悸が激しくなって、まるで過呼吸みたいになっていた。

「考えてはいけない」

いつしか、俺はそう思うようになっていた。
或る種の自己防衛本能とでもいうのだろうか?

そして、俺は生きた。
ただ、生きたとしか言えないような月日だった。

それから、どのくらいの歳月が流れたのだろう?



糸よりも細い新月の夜は闇の深さがいっそう深いようにも見えた。

「何だか不気味な夜だな」

いつも通っていて見慣れているはずの辺りを見回しながら俺は呟いた。

霊感があるとか、別にそんなことは今までも一度も無かった。
周りの景色だって特にいつもと何かが違うという訳でもなかった。
にもかかわらず、その夜は何故か自然と帰宅をする道も足早になっていた。

いつも近道にしている薄暗い公園の散策路を抜けようとしていたその時だった。
黒ずくめの衣装を身にまとった男が突然、俺の目の前に現れたと思ったら
近づいて来るなり俺の顔を下から覗き込むようにして、そしてこう言った。

「お前さん、ずいぶんと後悔を背負い込んでいるって顔をしてるね」

見知らぬ男のいきなりの言葉にカチンときた俺は無愛想に答えた。

「はん、何をバカな! お前に心配をしてもらうことなんか何もないさ」

「なら、良いけどね。でも、ほらっ、顔にちゃんと書いてあるぜ。
 『私は今まで何度も何度も後悔をしてきました』ってな」

「ふん、お前に何が判るって言うんだ?
 えー? いったい俺の何を知ってるって?」

すると男は嘲るように呟いた。

「知ってるさ。お前の何もかもだ。
 お前がこれまでしてきた後悔の全てもね」

「どうだかね。第一、俺にはそんな言うほどの後悔なんてしてない」

「ほぉ、後悔したことすらスッカリ忘れているようだね。
 それにしてもバカな男だ。
 せっかく、望み通りの時に戻してやったのに
 結局は同じ人生の選択をして結局は同じ後悔をただ繰り返してきただけだなんてな。
 でもまぁ、無理もないか。お前は一度記憶を全て失っているんだからな。
 だけど、約束は約束だ。お前の全てをいただくぜ」



薄れ行く意識の中で俺は誰かの声を聞いた。

「哀れな、そして愚かな男よ。
 そうなったのも自業自得・・・とは言え
 私が収める世界に於いての奴らの勝手な所業を黙って見過ごす訳にもいかぬ。
 お前にもう一度だけチャンスをやろう。
 良いか? 奴の誘いを受けた時ひとつだけ条件を呑ませるのだ。
 『全てをお前に捧げるも今まで生きてきた記憶だけは渡せない』と。
 その条件が呑めないのなら話はもう終わりだと突っぱねるが良い。
 まぁ、あやつのことだ。あの手この手で誘惑をするだろうが、なぁに構わんさ。
 今の記憶を持ったまま昔に戻れるのなら決して同じ過ちは起こさないだろう。
 それこそがお前の望みのはずだ」



糸よりも細い新月の夜は闇の深さがいっそう深いようにも見えた。

「何だか不気味な夜だな」

いつも通っていて見慣れているはずの辺りを見回しながら俺は呟いた。

霊感があるとか、第六感が働くとかそんなことは今までも一度も無かった。
周りの景色だって特にいつもと何かが違うという訳でもなかった。
にもかかわらず、その夜は何故か自然と帰宅をする道も足早になっていた。

いつも近道にしている薄暗い公園の散策路を抜けようとしていたその時だった。
黒ずくめの衣装を身にまとった男が突然、俺の目の前に現れたと思ったら
近づいて来るなり俺の顔を下から覗き込むようにして、そしてこう言った。

「お前さん、ずいぶんと後悔を背負い込んでいるって顔をしてるね」

「あぁ、お前か? やっと遭えたよ。待ってたんだ」

「どういうことだ? お前さんは俺が現れるのを予言していたっていうのかい?」

「予言? さぁね。それはどうかは知らないが
 お前とは少なからず因縁があるみたいなんでね」

「なら、話は簡単だ。俺を待ってたんだろ?
 ってことは、お前さんは過去に戻りたいと思ってる。
 そういうことだろ?
 で? それはいつにだい? もう決めているんだろ?」

「あぁ、二十七歳の誕生日の一週間前に戻してくれ」

「ほぉ。やっぱりね。だと思ったよ。
 良いだろ。望み通り、今のお前さんの全てと引き替えに
 お前さんが一番戻りたい時に一度だけ戻してやる。
 そしたら、お前さんはその時にした選択を代えれば良い。
 後悔をしたなら、そうならない選択をし直せば良いって訳さ。
 お前さんは人生をやり直すことが出来るんだ。
 どうだい? 良い話だろ?
 今のお前さんの全てを失ったとしてもお前さんは人生の選択をやり直すんだ。
 後悔をした選択はもう二度としないだろ?
 お前さんは改めて新しい人生を生きるんだ。
 今のお前さんの全てが無くなったところで
 違う人生を歩んでいるお前さんには何も影響は無いって寸法さ」

「判った。だけど、こっちにもひとつ条件がある」

「条件? なんだ?」

「今の俺の全てをお前にくれてやる。
 しかし、俺が今まで生きてきた記憶だけは渡せない」

明らかに男の顔色が変わった。

「バカな。そんな約束は出来る訳がない!」

「なら、良いさ。話は無しだ」

毅然と俺は答えた。

「待て! それはダメだ。望みを叶える見返りは対価交換と決まっている。
 お前さんを望み通りの過去に戻すには、それ相応の記憶との交換が必要なのだ」

「知ったことか! それは、お前の都合だろ? 俺には関係無いね」

そう言い放つと俺は男に背を向けて歩き出した。

「待て! 戻りたくはないのか?
 後悔をやり直したくはないのか?
 それが、お前さんの望みだったんじゃないのか?」

俺は振り返ると男に言った。

「戻りたいさ。出来るならね」

そう言った俺に取り繕うように男は駆け寄って来て囁くように言った。

「だろ? そうだ、それがお前さんの望みだものな。
 なら、話を続けようじゃないか? 人生をやり直し・・・」

男の言葉を遮って俺は答えた。

「俺の記憶なんかは消えてしまおうが、それはどうでも良いんだ。
 だけど、今更かもしれないけど
 その結果として可愛い孫の人生まで無かった事にはやっぱり出来ないよ。
 何回、人生をやり直したとしても、妻とのことがどうだったとしても
 今の孫に逢えない人生なんて、それに比べたらクソくらえだ」

同居をしている孫の笑顔を思い出しながら俺は思っていた。
『そうだ、久々にアイスクリームかケーキでも買って帰るか。
 まだ、起きていてくれたら良いけど』

「悪いな。そういうことだ・・・」

そう言いかけて気が付いた。
いつの間にか男は目の前から消えていたのだ。





「哀れな、そして愚かな男よ。
 あのまま私の言うことを聞いて人生をやり直しておれば
 今より遥に素晴らしい人生を送れたものを」

「所詮、人間なんてのはそんなちっぽけな生き物だってことだろ。
 僅かな幸せでも、それを失いたくないが為に無駄にあがいて
 結局は大きな幸せを掴むチャンスを失ってしまうんだ」

「なんだ、まだいたのか?」

「まだいたのかはひどい言い草だな」

「今回はもう少し骨のある男だと見込んでいたんだがな」

「せっかくこしらえたのに又、失敗作だったようだな。
 で? 今回は何万人こしらえたんだい? 何百万人かい?
 俺は何万人処分したら良い?」

「処分とは人聞きの悪いことを。浄化するのがお前達の役目だろ?」

「ふん、同じことさ。奴ら人間にとったらね。
 あんたらが人間をこしらえる度に何割かの出来損ないが地球を滅ぼそうとしてきた。
 文明の名の下で人間どもは自分達では手に負えない狂気の産物を産み出し
 挙げ句の果てには自ら引き金を引き何度となく自然を破壊し尽くしそうとした。
 その度に俺達は大地震、大噴火、大洪水を起こして人間どもを浄化してきた。
 正確に言うなら、あんたらの尻ぬぐいだがな。
 しかし、何千年もその繰り返しじゃないか。それに意味はあったのかい?
 いったい、いつになったらあんたらは完璧な人間をこしらえることが出来るんだい?」

「完璧な人間をこしらえるというのはそんな簡単なことではないのだ」

「だろうな。そもそも、あんたらだって完璧じゃないんだからな。
 なのにだ。愚かな人間どもはあんたらを神だと崇め、俺達を悪魔だと忌み嫌う。
 いくら、あんたらと交わした契約とはいえさ。全く割に合わない話だぜ」

「それが仕事というものだろ?」

「仕事ね? あんたらがもっと上手くやってくれたら少しは俺達も楽なんだがね」

「何をぶつくさ言ってるんだかしらんが
 こっちには契約書があるんだ。違反したらお前は消滅するんだぞ」

「おー、怖い怖い。さすがに<神様>の言うことは迫力があるね。
 人間どものブラック企業のパワハラだって、もうちっとは優しいかもな」

「私だって十分に優しいさ。
 なんせ、契約書に書いてないことまで押しつけたりはしないからな。
 もっとも、そもそも契約とは我々が人間どもにした約束がその起源だ。
 だがそれは人間どもが希望を持てさえすればそれで良かったのだ。
 何、簡単に叶えられる約束なんぞするはずも無かろうがね。お前らにもな」

「えっ? 何か言ったかい?」

「いや、独り言だよ。独り言」



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歴史と正義

歴史とは事実の積み重ねです。
しかし、それらは真実なのでしょうか?


今、我々が知る歴史とは勝者が綴った歴史に過ぎません。

負けて滅ぼされた者達の歴史は勝者によって抹殺されてきたのですから。

もし、敗者の歴史を過去から現代まで繋げることが出来たなら
人類の歴史は全く違ったモノになっていたはずです。


歴史とはその時代に生きた人の文化や精神も含めてではありますが
歴史における事実とは、多くは争いの結果でしかありません。

ただの権力者の欲望を満たす為の侵略だったのでしょうか?
或いは傲慢な同士の権力争いだったのでしょうか?
それとも民衆の為に立ち上がっての戦だったのでしょうか?

我々は歴史における争いの勝者・敗者は判っていますが
その争いの真実は判りません。

どちらに理が有ったとしても
必ずしも理の有る方が勝って来たとは限らないからです。

歴史の中ではしばしば裏切り者とか不忠義者が登場しますが
本当にそうだったのでしょうか?
或いは、勝者が後に討った相手に汚名を着せたのしょうか?

歴史の中や後世の物語の中では悪として描かれている人物が
地元では名君として今でも慕われているという話も珍しくはありません。

どちらの見立てが本当なんでしょう?
その真実も勝者の歴史の中からは見いだせません。


「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉があります。

道理に適わなくても勝った者が正義となり
負けた者には不正などの汚名が着せられる意で
勝敗によって正邪善悪が定まるということの例えです。


それでは、そもそも「正義」とは何でしょうか?


人が相対する時、それぞれにはそれぞれの正義が存在します。
お互いが正義同士なのに、そこに正邪善悪があるのでしょうか?


正義とはあくまで、自分の側からの見方でしかありません。
つまり、正義とは自分の理に他ならないのです。

自分の信じる正義は
相手の側から見たら、ただの傲慢かもしれません。
理不尽なものに映って見えているかもしれません。。


正義のヒーローは悪者と闘い、悪者をやっつけます。
悪い者はやっつけられて当然です。

何故なら、悪者は悪いことをするからです。


唐突、極端な言い方かもしれませんが
それでは世界征服を企む輩は全てが悪者なんでしょうか?

革命家は自分の理想で国家を変えようとします。

世界征服の企みが単なる野望ではなく
革命家の独りよがりな理想ではなく
本当の意味での民衆の幸せだったとしたら
正義の理はどちらに存在するのでしょう?


もし、現代の世界に於いて
自分や一族の私利私欲や欲望の為だけに
政治をやっている国家元首がいたとして
合法的にそれらを打ち倒そうとした時
その正義の判定は民衆が下すでしょう。

しかし、過去に於いては非合法な手段が用いられたかもしれませんが
我々はそれを知る術がありません。

我々が知り得るのはあくまで歴史上の結果でしかないのです。

正義=合法と思いたいのですが
それさえ歴史の中では曖昧なものになっています。


以前も書きましたが
「自分の為にする政治と民衆の為にする政治」
その善悪は単純に前者が悪で後者が善だと断じることは出来ません。

自分の為にした政治であっても
結果、民衆が幸せになるのであればそれは善政と言えます。

民衆の為にした政治であっても
求めた結果が自己の満足に過ぎないのなら
それは自分の為にした政治ということになります。


以上の事柄を踏まえて考えるに
つまり正義とは普遍的なものではないのだということです。

しかも、その時代に起きた事実を
どのような立場の人がどういう解釈で
或いは、どのように評価をしたのか?

それらによっても歴史は書き換わることがあるんだということを
私達は理解をしておかなければなりません。


ただ、歴史は過去です。

過去に於ける判断は結果でするしかないのかもしれませんが
それでは未来に対する判断はどうでしょうか?

それぞれが持つ、心の善悪に照らし合わせながら
本当に正しい方向を見定めて判断をしていくことが大切です。

加えて、相手の正義を認める寛容さも必要でしょう。

それらが社会全体に於いて共通の正義となれば
どの国も間違った方向には向かわないはずです。


秤にかける

ワイドショーの恰好のネタと言えば
先ず思い浮かぶのは
芸能人とか著名人の浮気騒動だとか
二股騒動なんかがありますね

もっとも昔は浮気とか二股と言えば
悪いのは決まって男なんて言われてましたが
最近は必ずしもそうじゃないみたいですね

ここにも男女浮気機会均等法の影響が?

いやいや、雇用機会均等法でしたっけ?(笑)

ともあれ
何から何まで男女同権の世の中のようです


それにしても
以前、「浮気は文化だ」
なんて豪語していた俳優もいましたが

何ともまぁ~

男としては羨ましい限りで・・・あっ、いやいや!

私に限っては決してそのような!

でも、ちょっとだけ羨ま・・・いやいや!

けっ、決して・・・そのような?(笑)


までも

よ~~~っく考えてみたら

いや、考えなくたって
私なんかは
いわゆる「イケメン」ちゃいますから
二股なんかはかけたくてもかけられません

余計な心配はする必要も無いかな?(笑)


ともあれ

男女間の二股はともかく
”秤にかける”ってことは
人生の間にはいくつもありますね


例えば

「自分の夢と現実の生活」


叶えたい夢、目指したい夢があったとしても
それを本当に叶えられるのは
きっと
才能と時の運を併せ持った一握りの人だけなんでしょう

多くの場合は
現実の生活を優先させ
或いは、現実の生活に追われる中で
それをむしろ言い訳にして
自ら秤から分銅を下ろしてしまいます


ただ

それが自分自身の決断だとしたら
そのこと自体は恰好悪いことだとは思わないし
誰から責められるなんて所以もありません

本気の夢を捨てるというのは勇気のいる決断だと思います


逆に

自分の身の丈や才能や限界も自分で認められずに
ただ、自分の夢だけに拘って現実を見ようとはしない

叶うかどうかも分からない夢を
おおよそ不可能な夢を
いつまでも未練がましく追い続けて生きている

もし、そんな人が身の回りにいたら

「バカな奴だ」と嘲笑いながらも
心の何処かでは
「羨ましい奴だ」と思っている

そして

秤から分銅を下ろしてしまったことを後悔する

そんな自分が何処かにいるんだよね


果たして

どっちの生き方が正解なんでしょうか?


いや、きっと正解なんて無いんでしょう



秤に載せるのも自分
秤から下ろすのも自分

どっちを選んでも
後々、後悔はするかも知れないし
どっちを選んでも
自分を納得させることが出来たなら
どんな結果になっても
後悔はしないで済むのかも知れない

でも

少なくとも
それを周りのせいにして
自分を正当化することだけは止めにしたいよね

うん、そうだね
それはそう思う

それは?

うん、それは・・・

そっか

でもね!

ん?

いや、なんでもないよ



答えの出ない禅問答のような独り事を繰り返しながら
今夜も秤と脇に置いた分銅を見比べている


今夜は七夕ですね。

気になるのは空模様です。

雨が降るとカササギが橋を作れなくて
織り姫と彦星も逢えなくなるんだとか?

きっと今頃は天の川を挟んだ向こうとこちらでは
織り姫と彦星が
空を見上げながら気を揉んでいることでしょう。


我が十勝国は曇りの予報なのですが
北海道の七夕は旧暦の八月なので
取りあえずは置いといて(笑)

本州は概ね天気も良さそうですので
本州の織り姫と彦星は
めでたく一年ぶりの逢瀬が適うかもしれません。


それにしても
一年に一度しか逢えないというのはどうなんでしょうね。

あれから随分と年月も経ちました。
本人達も十分に反省をしたでしょうから
天帝もそろそろ二人を許してあげて
一緒に住まわせてあげたら良いのにね。

と、そんな話をしていたら
単身赴任経験者の某氏は言いました。

「いやいや、久しぶりに逢うから良いんだよ。
 いつも顔を突き合わせていたら
 ちょっとしたことでもきっと毎日のようにケンカさ。
 でも、年に数回しか帰らないと
 妻も人が変わったように優しくしてくれるんだ。
 それにね・・・こっちはこっちで・・・
 あっ、それは良いんだけど(汗)」


私は「それにね」の後の言葉の方が気になりましたが。
「こっちはこっちで」?
その後、彼は何て言うつもりだったんでしょ?(笑)


昔、『逢えない時間が愛育てるのさ』
なんて歌謡曲がありました。

『障害が有るほど愛は燃え上がる』
なんて言った人もいました。

確かに、一年に一度しか逢えないというから
物語になるのであって
しかも、庶民はみんな”他人”の悲恋話が好き?(笑)

なので
『天帝の許しを得て二人は幸せにくらしましたとさ』
と、ハッピーエンドになったら
七夕の物語も終わってしまいます。

それはそれで何か寂しいので
織り姫と彦星には
もう少し一年に一度で我慢をしてもらいましょうかね(笑)



さてさて、私事ではありますが。

毎年恒例でもありますので
例の奴を今年もホームページ『夢の樹舎』にアップしました。


光陰矢の如しとは良く言ったもので
ノホホンと怠惰に日を過ごしている内に
私、すっかりソレを書くのを忘れておりまして
気が付いたのは6月も中旬のと或る昼下がり。

普通に考えると全然間に合いません。
計算の苦手な文系の私にでもそれは良く判ります(笑)

しかし
焦れば焦るほどネタは浮かばず、妄想力も働かずで
日はどんどん過ぎていくばかり。

貧すれば鈍する・・・あっ、いや!

窮すれば通ずです。

私、なんと! 新しい手法を編み出しました。

「話の前半をナレーションベースにしたら
 後、半分だけ書けば良いんじゃね?
 そしたら間に合うべ?」

おー! 素晴らしい!

貧すれば・・・いやいや!
窮すれば通ず!


と、言い訳だけ先にさせて下さいませ(笑)


時々、流血をしてしまいます。

時々・・・

何かをボーっと考えてる時とか。


えっ?

何ですって?

「どうせ、Hなことでも妄想してたんでしょ?」

って、あーたねぇ。

そりゃ、私だってれっきとした”現役”男子の端くれですからね。
そんな妄想のひとつやふたつやみっつ・・・あっ、いやいや!

ってか、もうこの歳で
妄想だけで鼻血なんか出しませんってば!(笑)

いや、そうじゃなくってね。

髭を剃りながらボーっとするなよ!
って話なんですがね(笑)


そうです。

流血現場は決まって風呂場なのです。


前回は唇の上でした。

(絆創膏がとっても貼り難かった・・・)

今回はサイドの顎のラインやや下です
ここは絆創膏が貼り易かったので良かったのですが。

でも
聞いて下さい!

CMで「切れな~~~い」と以前やっていた
最新の五枚刃(セーフティワイヤー付き)を使っているのに何故?


・・・? ・・・!


が、しかし!
これを書いていて重大な事実が判明?

もしかして重大な新事実発見!?

・・・かも?

今、これを書いていて・・・・


あれっ???


私は自慢じゃ有りませんが言葉にはうるさい方です。

「中途半端」を
「途中半端」なんて言いませんし。←言ってた

「言い間違い」を
「言いそこ間違い」なんて使ったりしません。←しっかり使ってた


今、これを書いていて或る事に気が付きました。

「絆創膏」

これって何て読みます?


私はずっと「ばんそこう」と言っていました。

でも・・・
今回、普通に変換をしようとすると思うように変換がされません。

何故???

「ばんそこう」→変換すると→「版素行」
→もう一回変換しても→「番素行」

あれっ???
どうして?
MS-IMEって頭悪い?

ん?

もしか・・・して・・・

あれれ? もしかして・・・?

「ばんそうこう」?


赤面の至りです・・・

流血していた事も忘れてしまいました。

(結果オーライ?(笑))





【 余 話 】

ちなみに
以前テレビ番組でやっていましたが
「絆創膏」の呼び名って地方によって違うそうですね。

一般名称は「絆創膏」ですが
北海道では(私の周りでは)
「バンドエイド」か「サビオ」が一般的です。

関東、近畿、四国の一部も「バンドエイド」だそうですが
東北や四国、中国などでは「カットバン」
九州では「リバテープ」が圧倒的に多いそうです。

これは地域によって
絆創膏メーカーのシェアが違った事に由来するそうですが
絆創膏ひとつでここまで呼び名が違うとは面白いですね。



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