”男は何故、女に勝てないのか?”
有史以来
哲学者、文学者、心理学者、人類学者や生物学者等に加え
数学者や物理学者や天文学者はたまた法学者まで巻き込んで
尚且つ
隣近所のオジサン達までが
様々なアプローチを試み議論を尽くしながらも
未だに明確な結論の出ていないこの人類史上最大の難問。
一般的に定説化されているひとつは女性の<忘れる能力>でしょう。
男にはその我慢は絶対無理だとさえ言われている出産。
男には永遠に解り得ないという
激しい痛みを伴うこの出産ですが
どんなに難産で苦しい思いをしたとしても
生まれて来た我が子を見た瞬間に女性は
「また産みたい」と思うのだとか。
つまり
「産みの痛みや苦しみすら忘れられる能力」
これこそが神様が女性に与えた最大の能力なのです。
「陣痛とはもしかしたら<神痛>と書くのでは?」
と、思ってしまいます。
それからしたら
失恋のひとつやふたつやみっつなんかは
女性にしてみれば時間さえ経てば
「どうって事はない」事になるんでしょう。
だが、その能力を与えられていない男は
たったひとつの失恋にいつまでも拘ったり
挙げ句の果てには美化し<想い出>と言う名の額縁に飾り
いつまでも飽きずに眺めているのです。
この時点で既に決着は付いているのかもしれません。
更に加えて書くなら・・・
お産もさることながら
つわりも男には解らない痛み、辛さだと言います。
そこを乗り越えて
尚且つ、もっと辛い思いをしながらも子供を産む訳ですから
母になって女性が強くなるのも道理なのでしょう。
どうりでね~ おっと!?
しかもそれは産んで終わりというものではなくて
そこから更に長い子育てが待っている訳です。
男は「仕事だ、付き合いだ」とか言って
全く頼りにはならないしね。
いや、昔の話ですよ。
今は分娩室で付き添う夫もけっこう多いそうですから。
ともあれ
「母なる海」とか「母なる大地」とか
「母国」や「母港」「母校」なんて言葉があるけど、
全部「母」で「父なる何とか」なんて無いですよね。
「親父の海」なんて言うのは演歌の世界だけだし。
母は強し、母は強くなければやっていけない・・・
その分?
だから?
どうしても女に勝てないと悟った男は
自分の負けを正当化したくて?
単に負けを認めたくなくて?
こう嘘吹くのです。
「男は優しくなければならない」
男の優しさって本当はもっと違うのでしょうが
勘違いは更に勘違いを生み
でもって、世の中には草食系男子が増えていく・・・
なるほどと、思わず納得・・・出来たでしょ?
女は痛い思いをして子供を産むけど
男が生むのは痛い勘違いだけですからね。