Neko

夢の汽車に乗って 2015年08月

プロフィール

yumenokisya

Author:yumenokisya
現住所 北海道十勝国

 好きな言葉は
『なんとかなるべさ』

 そう、生きてさえいれば
何とかなるもんです。。。
   


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私は基本的に政治や宗教の話は書きません。
それは、私自身が偏りたくないと思っているのと
それぞれ主張があって良いと思っているからです。

加えて、社会批判的なことも
勤めて書かないようにしています。

でも、今夜は書かずにはいられませんでした。



つい先日、鎌倉図書館の司書さんが発信した
「学校が死ぬほど辛い子は図書館においで」
と、いうツィートが大反響になっていましたね。

私もその気持ちに
泣きそうになるくらい感動をしました。


ところが、その後でこんな記事が出ていました。


<市教委が一時削除を検討していたことが分かった。
 市教委内部からは、
 ある言葉に引っかかるという意見が出ていたというのだ。>

        J-CASTニュースより


「どうして?」と思い読んでみると・・・

(以下も、上記記事によります)


<~前段略~
 不登校を助長することにもなって不適切だとの声が出て、
 ツイートの削除も一時検討されたというものだった。
 ところが、市教委の組織内にある図書館の館長に
 J-CASTニュースが取材すると、
 不登校助長というのは誤解で、
 全く別の理由から不適切との意見が出たというのだ。

 それは、ツイートの中に、
 「死ぬほどつらい」「死んじゃおうと思ったら」
 という言葉があることだ。

 26日のうちに、市教委の各部署から
 10人ほどが集まってツイートのことを話し合うと、
 「これらの言葉は、死を連想させる」として
 ツイートを削除すべきとの意見が数人から出た。
 つまり、ツイートを読んだ子供たちの
 自殺を誘発してしまうのではないか、という懸念だ。
 それは、新聞社などが特集を組むと
 自殺を誘発しないかと扱いに慎重になるのと同じことだという。>


これが市教委のレベルですか?

いつも粗探しばかりして
臭いモノには蓋をし続けてきた結果がこうじゃないんでしょうか?

ちゃんとツィートの全文を読んだのでしょうか?
ちゃんと全文を読解出来ているんでしょうか?
図書館司書さんの想いを
いったいどう読み取ったのでしょうか?

もし<死>と言う言葉が自殺を誘発するものだとしたら
古今東西の文学や映画、音楽さえも
全てがいけないモノだということになります。

ここで考えるべきは
<死>をきちんと受け止め
そこを踏まえて尚且つ、どう生きていくのか?

それをきちんと子供達に教えることだと思っています。

もちろん、その場所は家庭が一義かも知れませんが
学校でもきちんと教えなければなりません。

それなのに
肝心の教育委員会の人達がそこから逃げてどうするんですか?

「事勿れ主義」もここまでくると悲しくさえなってきます。

どうして不登校の子供が出て来るのですか?
どうして子供達の自殺が後を絶たないのですか?

全てを学校の先生に押し付けるのですか?
全てを親に押し付けるのですか?

それであるなら
ただ、文科省の手先に過ぎないのであれば
<あなた方>の存在意義はありません。


又・・・


<~中略~
 図書館に寄せられている数十件の意見には、
 「図書館に来た子へのフォローは考えているのか」
 という批判も寄せられた。
 つまり、子供をほったらかしにすれば、
 不登校助長につながるという指摘だ。>


こうもありました。

批判をすることは簡単です。
しかも、昨今ではおかしなことに
少数派の否定的な意見が多数の肯定的な意見を
押しのけてその意見を通してしまう事例が増えています。

例えば

「公園で遊ぶ子供の声がうるさい」
「運動会の朝に上げる花火の音がうるさい」
「学校のグラウンドでやっている
 部活の生徒の歓声がうるさい」

そういう苦情が出ると
市や学校は問題が大きくなるのを嫌ってか?
自粛をして批判の声に応えます。

それが現代なのだそうです。

それで良いんですか?


話を元に戻しますが。

子供に限らず<逃げ場所>は必要です。

以前、私の身近でも自殺した人がいました。
会社に入って二年目の女の子でした。

私はいつも思っています。

「学校が嫌なら行かなくたって良い。
 転校したって良い。
 会社が辛いなら他の会社を探せば良い。
 無理にガマンしないで逃げだしなよ。」

と。

誰かに相談出来るならそれが良いのですが
人によっては相談ができない人もいます。
優し過ぎるからなんでしょう。
人に迷惑、心配をかけたくないと
そう思っているからです。

親より先に死ぬのは何よりの親不孝です。
それを置いても
死んだらもうリセットは効きません。

人生は苦しいことも多いけど
生きてさえいたら楽しいことだってたくさんあるんです。

それを教えることも大事ですが
それ以上に大事なことは
<逃げ場所>を作ってあげること。

それこそが大人の仕事なんじゃないかな。。



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秋ですか?

あんなに暑かった夏

北海道の私の住む街でさえ
猛暑日が二日もありました

あれっ?

三日・・・だったっけかな?

ん~

何だか、あの頃は暑さのあまり
私の明晰な頭脳もボーっとしてまして

いやいや、決して痴呆ではありません
住んでいるのは地方ですが

(一応、お約束?)

そのうちの一度は見事日本一!

沖縄よりも暑い北海道!?

本州から避暑に来た観光客が
「北海道がこんなに暑いなんて詐欺やろー!」
と、暴動を起こしたとか起こさなかったとか?


でもって真夏日?

そりゃもう、数えきれません
いや、真剣に頑張ったら数えられるのかな?

そこは

映画『カサブランカ』の
ハンフリー・ボガード風に言うなら
「That's so long ago. I don't remember」

と、いうことで

ついでに書けば
私的<一度は言ってみたい台詞NO.1>
「Here's looking at you, kid」

(これを
 「君の瞳に乾杯」と訳した人がすごい!)

まぁ、私なんぞは
一生、口から出すことの無い言葉でしょうけど

ふん、ほっとけ! ぶつぶつ・・・


もとい!

(話を強制的に戻します
 愚痴が長くなりそうなので)


ところが
北海道の季節というのは実に律儀というか
私に似て生真面目と言うべきなのか?
お盆を過ぎた辺りから
確実に秋の気配がただ酔ってきました・・・

ん?

漂って・・・ですね、はいはい

(これもお約束でしょ?)


でも、考えたら
立秋って八月八日だったんですよね

暦の上ではとっくに秋モードだった訳です

暦からしたら
「何を今更寝惚けたことを言ってるんだい?」
ってな感じでしょうか?

それからほぼ二十日間も経てば
そりゃね
生まれたばかりの仔猫だってジャレ盛りです

ましてや秋なら言わずもなが・・・秋の盛り?


とは言え、まだ八月ですからね

一応
まだ我が家のストーブは点灯しておりません
一応
まだ私はTシャツ&短パンで寝ています

が、しかし
昨夜はタオルケットの上から
念の為に掛けていた薄い夏布団が
朝、起きてもしっかりと私を包んでいました

(私が布団を蹴飛ばさないなんて!
 「布団が吹っ飛んだ」って言えないじゃん)

これが何より秋野祥子・・・

はいはい、ネタがしつこいですね

<秋の証拠>ですよ


やっぱり、今はもう秋ですか?

本当に?

ずえ~ったいに確かだと断言できます?


断言・・・しちゃうんですか?

もう?

後悔しない?


だって、そしたら
秋の次に来るのって・・・・アレですよ?

(まだ言葉には出したくない・・・アレ)


そっかぁ~

やっぱりもう秋だったんだね

(ため息)


あー、だからか?
私が痩せないのは?

天高く・・・天・・・高く・・・
ほにゃらら、こゆ・・・

そっかぁ~

秋のせいだったのか!
なら私が自分に甘いせいじゃなかったんだ!

ねぇ?


あれっ?

誰も話についてきていないのかかな?


<しーーーーん>


秋ですか?

(空きです)



教えて  ~詩~

どうして時は流れ去るの?
どうして夕暮れはいつも寂しくなるの?

どうして花は散ってしまうの?
どうして季節はただ通り過ぎていくの?

どうして?
どうして私だけ独り今もここにいるの?


朝が来るたびに私の右手はあなたを探す
広過ぎるセミダブル
触れない温もり判っているのに

そうして目覚めた朝に突きつけられる現実
どうして?
あなたは想い出になってはくれないの?




どうして月は欠けていくの?
どうして街の灯りは切なく灯るの?

どうして風はそんなに優しいの?
どうして写真の中のあなたは笑っているの?

どうして?
どうして私だけ笑い方を忘れてしまったの?


鳴らないメールの着信 待っている私
灯りを消した部屋
あなたからの着信がすぐ判るように

そうしてただ過ぎるだけの夜の真ん中
どうして?
どうしてあなたを嫌いになれなかったの?




教えて・・・ねぇ、どうして
あなたは想い出になってはくれないの?



規格品

「虫が食った野菜は売り物にならない」

八百屋さんは言う


「それじゃ・・・」

思わず反論してしまう

「虫も食わないモノを
 俺達は食べさせられているのかい?」




「形が悪いものは売り物にはならない」

生産者さんは言う


「それじゃ・・・」

思わず耳を疑った

「見栄えが悪いと味もやっぱり悪いのかい?」




ちょっと虫が喰っているから

少し形が悪いから

規格から外れているからと捨てられる農産物

搾り過ぎたからと廃棄される牛乳や
逆に日数まで厳密に管理されている肉




見栄えの良さばかりを追い求めて
何か肝心なことを置き去りにしてやしないか?




ねぇ、もしかして

人間も同じなのかい?

人と違っていることは悪いことなのかい?


同じ寸法 同じ重さ 同じ品質だったら
管理をする方はきっと管理しやすいんだろう

人間も同じで
ひとつの規格にみんなを当てはめた方が

つまり

同じように
ひとつの情報で
みんなを同じ方向に向けた方が
管理する側にとっては都合が良いんだろう

一人一人の名前で区別するよりも
番号で管理した方が機械的に処理が出来る

何より番号に感情移入は必要無いしね

規格から外れた”モノ”は
どんどん廃棄した方が色々な意味で効率も良いし
経費だって安く上がるだろう


でもそれは管理をする側の論理だ

画一化された人間は
生きてはいるのかも知れないけど
それはもはや人間とは呼べない


人間は形や見栄えだけで解るものではない

その違いこそが個性で
個性があるから人間なんだ


どんなに規格化された世の中になったとしても
人を測る物差しは無いし又、有ってはいけない


そして
考え方や主義主張も人と違って良い

違っても良いが
それをお互いに解り合おうとする努力は必要だ

その努力を出来る唯一の生き物が人間なんだから




迷宮

心の中で思っていることが

いつか形になるとしたら

それは最良の形か最悪の形になるに違いない


もし

それが平凡な形でしかなかったら

きっと

自分自身に失望するだろう





諦めることも出来ない

人間は自分で思うほど

そう、利口な生き物ではないのかも知れない


もし

それでも、もし願い続けるのなら

多分

何処かで妥協するしかない





何も望まずに生きることが

もしかしたら正解なのだろうか?

あるがままの形で、あるがままを受け入れる


もし

それが出来たとしても

きっと

良い人生だったとは思わないだろう





暗闇を手探りで歩く時

つまづくことで気がつくこともある

目に見えるモノはいつも正しいのだろうか?


もし

それが真実だったとしても

それが

人生の全てではないと信じたい



例えば、車

*車に『彼』という代名詞を使うべきだと思う理由

 ・外見と燃費は反比例することが多い
 ・経済的なことよりも趣味が優先される
 ・本当に気に入った車になるかどうかはオプション次第だ
 ・外車に乗っていたらそれだけで優越感がある
 ・スポーツタイプは憧れるほどには乗りやすくはない
 ・居住性と運動性能はなかなか両立しない
 ・どんな車でも長く使うと愛着が湧く
 ・注意事項はカタログの目立たないところに書いてある
 ・乗ってみなければ本当の性能は解らない


*車に『彼女』という代名詞を使うべきだと思う理由

 ・維持する為には諸費用がけっこうかかる
 ・外車は高嶺の花だ 
 ・展示会で観た車と納車後に家で見る車は微妙に違う気がする
 ・中古車でも美品ならそれなりに高く売れる
 ・いわゆるブランド志向だ
 ・ドレスアップをすると満足度が上がる
 ・見た目が派手な車ほどすぐに飽きやすい
 ・事故を起こすと後の修理代が高くつく




例えば、国会

*野党に『夫』という代名詞を使うべき理由

 ・騒いだところで決定権はない
 ・欠席や途中退席したところで与党にとっては痛くも痒くもない
 ・勝手に自滅する
 ・活動資金が乏しい
 ・所詮は少数派だ
 ・正論を叫んでも聞いてもらえない
 ・選挙で勝てない
 ・言うことだけは立派だ
 ・法案を提出してもほぼ却下される
 ・与党の嘘を追及しても結局は上手くかわされる


*与党に『妻』という代名詞を使うべき理由

 ・チルドレンを囲い込むのが上手い
 ・政策や予算の決定権を持っている
 ・野党の発言など聴こえていない
 ・活動資金はどうにでもなる
 ・甘い言葉でごまかすのが得意だ
 ・滅茶苦茶な論理でもごり押しが通る
 ・派閥を作るのが上手い
 ・材料からは想像も出来ない料理を作ることが出来る
 ・論理のすり替えが上手い
 ・自分では責任は取らない
 ・解散権を握っている




例えば、パソコン

*パソコンに『彼』という代名詞を使うべきだと思う理由

 ・こちらから働きかけないと何もしない
 ・問題解決には役立つが
  むしろ、パソコンそのものが問題なことが多い
 ・データはたくさん保存しているがムダなモノの方が多い
 ・急いで買うと後悔する
  少し待った方が良いパソコンに巡り会える・・・かも?
 ・カタログ上では良いことがたくさん書いてあるが
  実際に役に立つのはホンの一部だ
 ・使い手次第でパフォーマンスが変わる
 ・昔より扱い方が簡単になった
 ・アレもコレも使おうとするとパフォーマンスが落ちる


*パソコンに『彼女』という代名詞を使うべきだと思う理由

 ・その論理は一般人には理解し難い
 ・言語に統一性・互換性がない
 ・こちらのホンのささいなミスでも長い間保存される
 ・都合が悪くなるとフリーズを起こす場合もある
 ・案外、融通が利かない
 ・見た目と使い勝手が一致しない
 ・開こうとするとパスワードを要求する
 ・上書き保存をされると過去のファイルの内容が解からない



明晰夢

長い長い夢を見ていた

夢のわりには妙にリアルで
身体ばかりか心の痛みすら感じられた

でも

所詮は夢なんだ
何も気に病むことはない


いつ目覚めるとも知らない長い長い夢を見ていた

確かにそれは夢だと解っていた
なぜならそれは望んでいた人生ではなかったから

だからといって何を悲しむことがあるだろう?

挫折も後悔も
過去の自分も現在の自分も
夢の中では自分はただの傍観者であり
登場人物の中の一人に過ぎないのだ


長い長い夢を見ていた

夢だと解っていたから
どんな夢でも何も嘆かずに済んでいたのだ

例え

そこに希望がなくても
そこに愛がなくても
そこに安らぎがなくても


長い長い夢を見ていた
本当に長い長い夢だった

次第に身体は老いていったが
それが夢だと解っていたから少しも怖くはなかった

何故なら

どんなに身体が衰えていっても
心はいつも<現実>のままだったから

それが夢だという
それ以上、確かな証拠はないと解っていた


長い長い夢を見ていた

いつか身体は朽ち果ててしまったけど
相変わらず夢は夢のままだった

そのうち

心も自分を俯瞰することを止めてしまったが
それでも夢はまだ終わってはくれない


「それが夢というものだ」


例え

どんなに理不尽でも
どれほど不合理でも

夢に<現実>との整合性は求められないものだし
その不条理さこそが夢の夢たる所以なのだから


長い長い夢を見ていた





長い長い夢

愚かな人間はそれこそが人生だということに気が付かない



帰省

<お盆>

亡き人の霊、ご先祖様の霊を迎え
感謝と共に過ごす。

古来よりの良き風習ですね。



故郷に帰省している人。
帰省出来なかった人。
帰省しなかった人。

それぞれ都合もあるし
何よりそれぞれの生活があります。
なので
一概にどうしたからどうとは言えません。

故郷で墓参りをするのも
離れた街にいて心の中で手を合わせるのも
気持ちがあれば形に拘ることもないでしょう。



普段はいい加減で
無宗教を公言してはばからない私でさえ
この時期は少しだけ愁傷な気持ちになります。

本家のお墓の近くに住んでいた小さかった頃は
毎年、親に連れられて先祖のお墓に参っていましたが
そこを離れて暮らすようになってからは
先祖のお墓とも疎遠にしていました。



二十数年前に母親を亡くしてお墓を建ててからは
また、毎年お参りに行くようになりました。

そして昨年
父親を亡くした私は帰る実家も失くしました。

しかし

お墓の在る街にはもう住むことはないでしょうが
言ってみれば
今は<そこ>が私の実家になった気がしています。


今年も十五日にお墓参りに行って来ます。


「おやじ、おふくろ。
 今年もみんなで来たよ。ただいま。」



その夜、俺は三年ぶりに古ぼけたビルの懐かしい階段を地下へと急いでいた。
この街に住んでいた時は二晩と空けずに通い詰めていた店『Bar ROADSIDE』だ。

マスターはおそらくは五十代前半くらいだろうか。
無精髭がそうとは見えないくらい渋い、いわゆるチョイ悪オヤジという言葉がピッタリな感じで
黙っていればかなりなイケメンなのだが、<相好を崩す>という言葉があるけど
まさにそんな風で、一言話を始めると途端に人懐っこい笑顔が全開になって
そのギャップが何ともマスターの人柄に於いても良い味を醸し出していた。
しかも、歳の割にはけっこうなマッチョ体型で
それをわざと見せつけるかのようにいつも店のロゴ入りの白いTシャツを着ていた。
大きな声では言えないけど、御多分に漏れず?
その手の体型の人に有りがちな<おネエ系>的要素も時折り顔を覗かせたりしていて
まぁでも、そんなことも常連客を引き付けるマスターの魅力のひとつにはなっていたんだと思う。


このマスターだが
常連客の間では『マスターは元高級官僚だった』という噂がまととしやかに語られていた。

いつだったか、一度マスターに訊いてみたことがあった。

「マスター、本当なの?」

「さぁね。忘れたよ。」

マスターは意味有り気に答えたもののその真偽はついに解らずじまいだった。


ただ、俺の送別会の時だったか・・・マスターはこんな話をしてくれたことがあった。

転勤が決まった時、俺は正直落ち込んでいた。
会社の仲間はみんな「係長に昇進するんだから栄転だ。おめげとう!」って言ってくれたけど
そんなことよりも俺は単純にこの街を離れたくなかったのだ。
長年住み慣れた街。学生時代からの友達がたくさんいる街。この店がある街。
新しい生活への不安もない訳ではなかったが
それ以上に青春時代を共に過ごしたこの街を離れることで
自分が今まで大切にしてきたものを全て失うんじゃないかという畏れを感じていたのだ。
漠然としたものではあったのだが。


「行くの止めようかな・・・」

酔ってそう言う俺にマスターは店の名前の由来を話してくれた。


「ねぇ、真ちゃん。『ROADSIDE』って名前どう思う?」

「えっ? うん、良い名前だと思うよ。」

「どんな風に?」

「どんな風って・・・」

もちろん、単語の意味は解ってはいたもののマスターがそこに込めた想いまでは解ってなかった。

「『ROADSIDE』ってね。通りに面しているお店なんかもそう言うけど
 『道端』とか『路傍』って意味なんだよね。あっ、それは解ってるよね? 失礼、失礼(笑)」

「まぁ・・・」

「『道端』ってどう? 真ちゃんならそこで何をする?」

「するって?」

「メインストリートをずっと歩いて来た真ちゃんには難しいかなぁー?」

意地悪い言い方でマスターが言った。
もちろん、それが本意ではないことは解っていたけど、その時の俺は少しムッとして答えた。

「そんなことはないよ。」

それに構わずにマスターは続けた。

「『道端』ってさ。疲れたら休む所なんだよ。
 道端に座り込んでボーっとするのも良いし、道端に咲いている花を眺めるのも良い。
 人間ってさ、ロボットじゃないからね。歩き続けていると疲れるじゃない?
 休息が大事なんだよ。心にも身体にももちろんね。
 そういうのが次につながるエネルギーになると思うんだ。
 俺なんかも良くやってたなぁー、勤めていた時にね。
 疲れ果ててボロボロになってさ。どうしようもなくなったらね。
 道端や土手に座って、ただ何時間もボーっと空を眺めてたりする訳よ。
 で、雲なんかを見てたらさ。曇って色んな形に変わるじゃない?
 それが面白くて、ホント何時間も何時間も見てたよ。
 気が付いたら夕暮れになっていて慌てて職場に戻ったなんてね、あったなぁー。」

「・・・」

「まぁ、俺の場合はそれでもどうしようもなくなってさ。
 ホント、疲れる世界だったんだよね。
 足の引っ張り合いとか上司にゴマ擦ったりしてどんどん昇進していく奴らを見てるのが嫌でさ。
 何て言うか、人間を止めたくなる前に仕事を辞めたんだ。
 で、俺は応援をする側に回った訳。
 だから、ここでは誰がどんな愚痴を吐いても俺は止めない。
 時には『そうだ、そうだ!』なんて言ったり、時には聞いてないフリをしたりなんかしてさ。
 疲れたらさ、好きなだけ休んでいけば良いんだ。
 ここを愚痴の姥捨て山にしても良いからさ(笑)」

「・・・」

「だから真ちゃんもさ。疲れたと思ったらいつでも帰っておいでよ。」

そんなマスターが<居る>この店が俺は大好きだった。


そして、マスターの他には女の子が一人。
常連客の下世話な下ネタにも明るく冗談で返すような快活で朗らかな女の子で
<飲み屋の女の子>と言えば偏見になるかもしれないけど、それを恐れずに言うなら
およそ女を売り物にしていない、むしろ女にしておくのがもったいないくらいサバサバとしていて
良く笑うその表情は屈託がなくて常連客の誰からも間違いなく愛されていた。


「留美ちゃんってさ。
 こんな<道端>に咲かせておくのがもったいないくらい良く出来た子だよね。」

酔ってそういう俺に留美ちゃんは笑顔で言った。

「あら、ホント? 嬉しい! ねぇ、マスター、聞いた?
 私ってとっても可愛いんですって!」

「あれっ? そこまで言ったっけ?」

思わず苦笑いの俺。

「真ちゃんの心の声が聴こえたー。ねぇ、マスター?」

留美ちゃんの言葉に内心ドキッとする俺。
マスターは憮然として答えた。

「『こんな道端』で悪かったね。」

「いや、こんな素敵な花を咲かせるのは立派な道端だからこそだよ。
 ホント、ホント。ねぇー?」

慌ててフォローしようとした俺に留美ちゃんがトドメを刺した。

「ほら、やっぱり素敵って言った!
 でも、実際は私が咲いていてあげてるんだけどね。
 でなきゃ、こんなむさ苦しい所にミツバチさん達はせっせとやって来ないわ。」

「あれ? ミツバチさんって・・・もしかして俺のこと?」

「ウフフ。」

ドヤ顔の留美ちゃんを前に男二人は苦笑するしかなかった。

でも確かに、留美ちゃんがいるお蔭でこの店はそれなりに繁盛をしていたのだと思う。
道端に咲く一輪の花。それが留美ちゃんだった。

みんなは『留美ちゃん』と呼んでいたがそれが本名なのかどうかは知らなかった。
ただ、俺も留美ちゃんのファンの一人だったこと、それも間違いなかった。
例え、ミツバチの一人としか思われていなくなって
楽しいひと時を過ごさせてくれる花があるならそれで良いって
きっと、他のミツバチさん達もそう思ってたのに違いなかった。



「こんばんは」

そう言いながら店に入って行くとマスターがきりっとした目を大きくして
驚いたようにまじまじと俺と見ると
やがて、あの頃と同じようにとびっきりな笑顔になって
俺に向かって逞しい両手を大きく開いて言った。

「おー、真ちゃんじゃない! こんな所に急にどうしたんだい?」

「こんな所って・・・あはは、マスターのお城でしょ?」

俺は思わず苦笑した。

「あはは、そうだった。さぁ、こっちにどうぞ。
 カウンターのこっちがお気に入りだったね。」

マスターは笑顔で俺を<いつも>の席に促した。

「真ちゃん、何年ぶりだい? まだA市にいるのかい?
 今日は出張かい? そういや、もう結婚したのかい?」

「あはは、マスター。その前に飲み物を注文したいんだけど。喉がカラカラでさ。」

「あー、そうだった! で? いつものやつで良いのかい?」

「ハイボール・・・」

「薄めね?」

マスターはニヤリとしてウインクをしてみせた。


ハイボールを待つ間、俺はおしぼりで手を拭うと周りを見渡した。

「今日は静かだね。常連さんはまだなの? そういや、留美ちゃんは?」

一瞬、マスターの顔が曇った。

「寿退社ってやつ?
 だよね、あんなに気立ての良い子だもの男は放っておかないよね。」

「なら、良いんだけどね。」

ハイボールを俺の前に置きながらポツンとマスターが言った。

「えっ? どういうこと?」

「留美ちゃんね・・・亡くなったんだ・・・」

「えっ? いつ? どうして?」

「一昨年の八月。そういやもうすぐ三回忌だわ・・・」

深く溜め息をつくとマスターがゆっくりと話し始めた。

「あの子ね。乳がんだったんだ。
 この店で働き始める前からそうだったみたいでね。
 気付かなかった? あの子、片側の乳房を取ってたの。
 飲み屋の女の子みたいな胸の前が空いた服も絶対着てなかったでしょ?
 昔は髪も長くて可愛かったのに、それからはずっと髪もショートカットにしててさ。
 逆に男を・・・何て言うか、わざと寄せ付けないみたいにね。」

「えっ、でも。留美ちゃんはいつも笑顔で俺達に接してくれてたよね。
 他の常連さんにも分け隔てなくさ。」

「その<分け隔てなく>ってのがね。
 つまり<特定の男を作らないよ>っていうことだったんじゃない?」

「でも、それなら何でこんな仕事を・・・あっ、ごめん。」

「ううん。彼女ね。親友の一人娘さんだったんだけどね。
 病気になる前は普通に昼間の会社に勤めていたんだけど病気で勤められなくなってね。
 でも、人と接する仕事が好きだから働かせてくれって頼まれてね。
 俺も乳がんってのは留美ちゃんが亡くなってから親友に聞かされたんだけど。
 もしかして、留美ちゃんにとっては
 <人と接する>というのは自分の生を確かめる手段だったのかもね。
 或いは、ひと時でも病気を忘れる為だったのかも知れないね。
 でもまさか、そんな病気だったなんてね・・・」
 
「そんな・・・」

俺はショックでそれ以上は言葉も出てこなかった。

「それからお店はごらんの通り、火が消えたみたいになってね。
 常連さんにも留美ちゃんファンは多かったからね。
 いつの間にか一人来なくなって、二人来なくなって。
 あー、それでもね。こんな店が良いって言ってくれる人だっているんだからね。
 俺のこの抜群のスマイルとお上品な下ネタがさ。」

そう言うとマスターは豪快に笑った。

でも、俺にはマスターが無理に笑顔を作っているように見えた。
もしかしたら、忘れたかったことを俺がここに来たばかりに
又、思い出させることになったのかもしれない。

「マスター、ごめん・・・」

「何が?」

「いや・・・俺が来なきゃ思い出さなくても済む話だったのかなぁーってさ。」

「何をバカ言ってるのさ。大歓迎だよ。
 もし真ちゃんが来てくれなかったら今夜のお客はゼロだったかもしれないんだから。
 言ってみれば真ちゃんはお店の救世主? なんてね。」

そう笑うとマスターは冷蔵庫からビールを取り出すと栓を抜いてグラスに注いだ。
そしてそのグラスを俺の方に向けると言った。

「乾杯しよっか。真ちゃんとの再会に。そして・・・留美ちゃんの想い出に。」

「・・・」

「何よ? そんなしょぼくれた顔はしないの! 留美ちゃんに笑われるよ。」

「そうだね・・・乾杯。」

俺も飲みかけたハイボールのグラスを持つと黙ってマスターのグラスと合わせた。


「でも、それならそれで教えて欲しかったな。
 せめて葬儀には出たかった・・・」

「留美ちゃんがね。言わないでくれって。」

「えっ? どうして?」

「真ちゃんが転勤をしてやっと一年経ったかどうかって時だったから
 きっと、気を遣ったんじゃない?」

「そんな・・・」

「そうだ! 忘れるとこだった。ちょっと待ってて。」

そう言うとマスターは奥の控室に引っ込んだがすぐに又、戻って来た。
その手にはピンクの可愛い封筒があった。

「何?」

「うん、これね。留美ちゃんから預かってたんだ。真ちゃんがいつか来たら渡して欲しいって。」

「手紙?」

「さぁ・・・開けてみたら?」

封筒の中から一枚の写真が出てきた。
この店で俺の送別会をやった時のもので俺と留美ちゃんが仲良くツーショットで写っていた。

思い出した。

いつもは「ヤダー!」とか言ってお客さんの肩を叩くことはあっても
冗談でも腕を組んだり手を繋いだりしなかった留美ちゃんが
あの夜は珍しく酔っていたのかずいぶんと俺に突っかかってきて
挙句に半ば強引に腕を組んだツーショット写真を撮らされたのだ。
もちろん俺は嬉しかったのでされるがままだったが妙に照れくさかったのを覚えている。


俺が写真をジッと見ているとマスターが声をかけてきた。

「どれどれ、ちょっと見せて。」

マスターにその写真を渡すとまじまじと写真と俺を見比べながらポツリと呟いた。

「なるほどね。」

「えっ? 何が?」

「何がって・・・真ちゃんってもしかして国宝級に鈍い人?」

「そんなこと・・・」

「ありそう。」

マスターはそう言うとニヤリと笑ってみせた。

「いや、そんなことはないよ・・・たぶん。」

「あるね。きっと今までも何人もの女に冷たい仕打ちをしてきたんだろうな。
 影で泣いている女がたくさんいるのに
 本人がそれに気が付いていないところが一番の罪だね。」

「まさか。」

俺は大袈裟に首を振って否定した。

「送別会だったからでしょ。お別れのサービスみたいな?」

それを聞かずにマスターは呟いた。

「本当に最後になっちゃったんだね・・・でも、幸せそう。」

「・・・」

「留美ちゃんね。真ちゃんが好きだったんだよ。」

「えっ? まさか。」

「ほらね。全然気がついてない。」

マスターはヤレヤレと言ったポーズで笑ってみせた。

「だって・・・そんな素振りなんて無かったよ。」

「そりゃそうだよ。自分の抱えている病気のことを考えたらさ。
 もし真ちゃんだったらどうする?
 自分が治らない病気で、好きな人がいたらそれでも告白する?」

「いや・・・出来ないよ。」

「でしょ? そっか、だから真ちゃんには知らせたくなかったんだね。」

マスターはゆっくりとビールを一口飲むと続けた。

「薄々は感じていたんだけどね。
 真ちゃんが来ないと妙にそわそわしてたし
 真ちゃんが帰った後は何だか寂しそうだったんだよね。
 今にして思えば、そうだったのかな? なんて思うんだけどね。
 でも、その時はそれが本当に真ちゃんなのか誰だったのか
 今ひとつ確信の持てないところもあってさ。
 あの子、普段は明るくてテンションも高めなんだけど
 時々ね、何か沈んでいるというか、疲れているというか。
 そんな時もあったものだからさ。
 それに、お互いに大人だし、縁があれば結ばれるものだって思ってたんだ。
 もっと、強引にでも真ちゃんとくっつけちゃえば良かったのかなぁー
 もしかして、国宝級に鈍いのは俺の方だったのかもね。」

「そんな・・・」

マスターはカウンターの引き出しから手帳を取り出すとパラパラめくっていた。
そして、その指を止めると俺の方を見て言った。

「再来週の日曜日さ。三回忌の法要があるんだけど、真ちゃんどうする?」

「俺? 行きたいけど・・・良いのかな? 俺なんかが行って。」

「もちろんよ。留美ちゃんのお父さんも喜ぶと思うよ。
 留美ちゃんが真ちゃんのことを話してたとしても
 話してなかったとしても、そんなことを気にする奴じゃないからさ。
 でも、手帳とか確認しなくて良いの?
 後になって<やっぱり予定が入ってた>なんて言ったら
 留美ちゃんが悲しんで化けて出るかもよ。」

「あはは。
 お蔭さんでうちの会社は休日に社員を働かせるほどブラックじゃないから。
 あっ、でも・・・もう一度留美ちゃんに会えるんだったら
 化けて出られた方が良いかな?」

「そんなことくらいで化けて出る訳ないじゃん。
 留美ちゃんはそんな子じゃないよ。」

「何だよ、マスターが先に言ったくせに。」

「あはは、ごめんごめん。そうだったっけ。」


しばしの沈黙が二人を包み込んでいた。
それぞれがそれぞれに同じ想いに耽っていた。
マスターは黙ってグラスを拭いていた。
俺は煙草を吸いながら目の前のグラスをただ見つめるでもなく見つめていた。


「そういや、誰も来ないね。」

店の入り口を見ながら俺はポツリと呟いた。

「みんな気を利かせたんじゃない?」

グラスを拭きながらマスターは応えた。

「優しいね。みんな、優し過ぎるよ、みんな・・・」

自分の口をついたその言葉と共に込み上げてきた或る種の感情に
俺は溢れてくる涙を止められなかった。



時計の針が一時を回った頃、俺はマスターと再来週の約束をして店を出た。

ビルの階段を上りながら俺は考えていた。

三年。それは長い月日なのか? 短い月日なのか?
三年経っても何も変わらないものもある。
しかし、人の人生が変わるには十分な時間でもある。

そこにいるはずの人がもうこの世にすらいなくなっていたのだから。
それでもマスターの人柄は何も変わっていなくて
そこに流れていた時間も三年前と変わらず優しい時間だった。
まるで三年前から時が止まっていたかのように。

「俺を待っていてくれたのかな?」

ふと、そんな言葉が口をついた。
そして多分、そうなのかもしれないと思った。

もし、そうならこれから又、俺達の時間は動き出すのだろうか?
何事も無かったかのように。
いや、それは違う。
失くしたモノを埋める為に時間は動き出すのだ。
埋められないモノ、埋められるモノはあるにしても
それでも時間を動かしていかなければならないのだ。
それが生きていくということなのだから。

そして、ひとつ心に思った。

今までは忙しさに振り回されて脇見すらする余裕もなかったし
道端に何があるのかさえ考えたこともなかったけど
これからは道端に咲いている花にもきっと気が付くことが出来るんじゃないかと。
そうやって生きていくことが自分らしく生きていけることにも繋がっていくんじゃないかと。

「留美ちゃん、ありがとう。」

俺は胸ポケットにしまった留美ちゃんとの写真に手を当ててそう呟いた。






最近の十勝の夏は本州並の暑さの日も多くて
以前ならテレビの向こう側の話だった猛暑日なんて言葉も
いつの間にか
十勝でも聞き慣れた言葉になってしまいました。

寒けりゃ寒いと文句を言っておきながら
暑ければ暑いで
又、文句のひとつも出てしまうのが
我ながら勝手と言うか
まことに人間らしい所作では無いかと思う所存でして(笑)


さて、夏の花と言えば
真っ先に思い浮かぶのは
やはり「向日葵」でしょうか?


<向日葵>

ギリシャ語の「太陽の花」をその語源に持つこの花には
太陽神アポロンに恋焦がれて向日葵の花に姿を変えた
水の精クリュティエの悲しい物語があります。


 朝は東を向いて太陽を待ち
 太陽が昇ると
 太陽の進む方向に追いかけて
 やがて、太陽が西に沈むと
 夜の間に又、東を向き
 太陽が昇るのを待つ

そういう向日葵の習性から
そんな話も生まれたらしいのですが・・・


このように
太陽の動きについて回ることから
その名が付いたと言われる「向日葵」なのですが
実は、向日葵が太陽を追いかけるのは
花首の柔らかい蕾の時だけのことだとか。

成長をして花が咲いてからは
東をずっと向いていて
その頃にはもう太陽を追いかけないのだそうです。

(日陰に咲いている花や
 一部の花では太陽を追いかけない種類も有るそうですが)

悲しくもロマンチックな神話もありますが
この話を聞いて
太陽に背を向けてうな垂れている・・・

そんな向日葵の姿を思い浮かべてしまいました。


子供の頃は無心に太陽を追いかけていたはずなのに
やがて、大人になった時
太陽を追いかけることも忘れて
ずっと俯いてしまっているそんな自分の姿と
向日葵の花をダブらせてしまうのは私だけでしょうか


追いかけるものを失くした時
人は虚無感に襲われます。

その結果
失くしたもの以上のものを更に失うことにもなりかねません。

太陽が見えていても、見えていなくても
空は空で在り続けるように
人も又、どんな中でも自分の<希望>を追い続けるべきなんでしょう。

希望・・・それを<夢>というのか<目標>というのか
或いは、<生き甲斐>というのか
はたまた、<自分なりの楽しみ方>というのか
それは人それぞれで構わないと思いますが。



清涼剤

真夏日に吹く夕の風

庭の木に戯れる小鳥達の口遊び

凛として咲く道端の名も知らぬ小さな花



風鈴の音

芝生を労わる広葉樹の木陰

夕立の後の虹



心に響く言葉

寂しいと聴きたくなる歌

殺伐としたニュースの隙間に垣間見るちょっと良い話



ふと見上げた夜空に見た一筋の流れ星

月灯

いつか観た蛍の舞



今の時代に本当に大切にしなければいけないモノ

残さなければならないモノ

今の時代だからこそ必要なモノ

それを解っていること



苦しい時にそっと肩を叩いてくれる友

キミの笑顔



さまよう男達

灼熱の空の下
汗と埃にまみれながら働きづめだった男は
喉の渇きを癒そうと
汚れた作業服姿のままで夜の街を彷徨っていた

そして
一軒の居酒屋にフラッと入ると
カウンターに座るなり言った

「オヤジ、焼酎をロックでくれ」




フリーターの男は
ヒマを潰す為だけに
当ても無く夜の街を彷徨っていた

男の足はいつしか
行きつけのバーに向かっていた

そして
店のドアを開けるとマスターに言った

「マスター。いつものハイボールね」




もう何杯目になるだろう

高層マンションの18階の部屋で
男はバーボンを傾けながら
夢と現の中を彷徨っていた

一言呟いた名前は
去って行った女の名前だったのだろうか

それとも・・・

カロンと溶け落ちた氷が
グラスの中で琥珀色の液体を掻き混ぜた




世の中はいつも思うようにならないことばかりだ

ブツブツと独り言を呟きながら
男は夜の街を彷徨っていた

一軒のコンビニを見つけると
男はカップ酒を二個と108円の柿の種を買った

それから公園まで歩くと
街灯にボンヤリと照らされたベンチに座り
そこから目に入る夜の街を
見るともなしに眺めながら
まるで溜め息を飲み込むかのように
カップ酒をグイッと一気に飲み干した




エアコンの効いた事務所で
のうのうと時間だけ働いていた男達は
とりあえずと夜の街を彷徨っていた

少し歩いた先にビアガーデンの看板があった

男達は迷わず席に座ると言った

「すみませ~ん。
 とりあえずビール!」

「あっ、俺もね」

「じゃ、俺も」





夏の夜
今夜も男達は夜の街を彷徨っている

ある者は酔い潰れ
ある者は愚痴を吐き
ある者は感情を押し殺しながら
ある者はバカ騒ぎがしたくて
ある者は飲む為だけに飲み

そして又
ある者は世情の憂さを晴らそうとして

或いは
ある者はただ何となく


彷徨う男達


さまよう男達



Summer 酔う・・・男達

夏だけに?




・・・・・なんちゃって?


まぁ~
こんな男達には
季節なんて関係無いのかな?

飲みたい人は
何でも理由にして飲んじゃいますよね(笑)


私は恥ずかしながらお酒は弱いので
お酒を求めて彷徨うことはありませんが・・・・

えっ?

「お前が彷徨うのは徘徊だ」ってか?

放っとけ!(プンプン!)



ともあれ

最近は40度以上の日を
「炎暑日」と言うようですが
さすがにそこまではいかなくても
連日の猛暑日にヘキヘキされている本州以南の皆様

心より猛暑お見舞い申し上げます

こんなオチで
余計にむさ苦しく
又、暑さもぶり返したかも知れませんが

そこは置いといて

重ねて

猛暑お見舞い申し上げます・・・です


でもね~

こっちも今日は天気予報によると36度になるんだとか!?

何? いたいけな北海道人に対する嫌がらせ?


毎日暑いよ~~~

こんなに汗だくなのに
なのに、なのに、何故に痩せない?

何? 私に対する嫌がらせ?  orz



季語で言えば八月は秋なんだそうな

が、しかし
それはいつの時代の話なんでしょ?

八月に入っても尚
ここ十勝もご多分にもれず暑い日が続いています

まぁ~

連日、猛暑日やら灼熱日(?)の
東北以南の皆様からしたら
北海道の30℃なんか
鼻で笑う程度なんでしょうが

そうそう、今年は何処でしたっけ?
39℃なんて
体温計だったら振り切って壊れてしまうような
そんなクレージーな気温の所があったそうで

何と申して良いのやら
謹んでお悔やみ・・・あっ、いや
極暑お見舞い申し上げます

北海道人ならとっくに絶滅をしています

なんせ暑さに弱い北国仕様の身体

北海道人にとっての30℃は
東北以南の方が感じる35℃相当と思って下さい

北海道人にとってはそんな感じなのです

30℃だって相当暑いです(笑)


確かに

いくら昼間は30℃になっても
朝晩の気温は大概は20℃を下回ります

寝苦しい夜なんて
年に数日あるかどうかですから

そりゃね~
本州、四国、九州、沖縄の方々からしたら

「おんどりゃ、何寝惚けた事を言うとんねん!」

ってなとこかも知れません

それは私を始め
北海道人はみんな自覚しているのです・・・多分

でも暑いものは暑い!


でしょ?

解ります???


が、しかし!?

我が家は日中の暑い最中にも
窓を開けることが出来ないでいます

何故なら

我が家の冒険心逞しい猫達が
ことごとく、家中の網戸を撃破!?

網戸の数だけ脱走を繰り返していまして(笑)

とうとう
もう我が家には
無事な網戸は皆無になってしまったのです


我が家の猫達は
箱入り息子然と育ててきたので
普段から無断外出はさせてはいません

その反動なのか
永遠の反抗期なのか

はたまたそれが猫なのか(笑)

とにかく外に出たがります

外でスズメがチュンチュンさえずっていては
窓にくぎ付けになっています

庭でチョウチョがヒラヒラ舞っていては
窓にへばり付いています

実際に逃亡したらというと
奴らは慣れない外に臆病になって
家の周りでうずくまっているだけなのですが

「なら、出るなよ!」

もちろん、聞くはずもないんですけどね




最終手段として考えた結果
窓を開けたい時は

≪猫を風呂場に閉じ込める大作戦≫

(注)もちろん
   風呂には水は張ってませんので御安心を!


だってね
網戸をいくら修理したところで奴らのことです

すぐに又
挑戦的な行動に出るに決まっています

これじゃ、いつまで経っても
猫達とイタチごっこ・・・
いや、猫だけに猫ごっこ?

(何のこっちゃ?)

網戸の修理代だってバカになりませんからね

ましてや
何度も網戸を修理する予算もありません

でも
いつかは網戸を直さなければ
我が家には
永遠に平和な夏はやって来ないでしょう


私は猫達を横目で睨み付けながら
つい叫んでしまいます

「オー、マイ アミード!
 ナントカシテクレーノ、モーヤメーテ!」

すんません

前世が自称スペイン人なので
つい叫ぶ時はスペイン語が自然に・・・

(おいおい、前はイタリア人って言ってなかったか?)

えっ? あれっ? そ、そう・・・だっけ?

と、ともあれです!

これ以上
暑くならないことを願うのみですが
今年はまだまだ暑い日が続くようです

これも温暖化のせいなんでしょうかね


ちなみに我が家
扇風機は何故か2台もあるのですが
エアコンなる文明の利器は存在しておりません

何故って?

それが「The 北海道の家」だからです!

<(`^´)>エッヘン ←最早、単なる開き直り?(笑)




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