Neko

夢の汽車に乗って 2013年10月

プロフィール

yumenokisya

Author:yumenokisya
現住所 北海道十勝国

 好きな言葉は
『なんとかなるべさ』

 そう、生きてさえいれば
何とかなるもんです。。。
   


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女の恋は<上書き保存>

でも

男の恋は<名前を付けて保存>なんだとか


なるほど


どうりでね

俺のハートディスクは

いつもすぐに一杯になる訳だ



だから

たまには整理が必要


そうしないとね

溢れたメモリーが暴走して

動作が不安定になってしまうんだ



ハートディスクに溜まったファイルも

右クリックで

簡単に削除なんて出来たら良いんだけど

消したいファイルほど

いざとなると消せないものなんだよね


パスワードが思い出せない


無理に消そうとすると

ハートディスクがフリーズを起こす



かと言って

安易に初期化をする訳にはいかないんだ


ハートディスクはたったひとつ


そして


そこに書き込まれたファイルのひとつひとつ

それこそが

取り換えもきかない俺自身なのだから



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約束の日

「ありがとう。もうここで良いわ」

「あっ、あぁ。
 ごめん・・結局、俺はお前を幸せに・・・」

「何を言ってるのよ。二人で決めた事でしょ?」

遮るように典子が言った。


深夜バスのターミナル。
帰省シーズンでも
観光シーズンでもない11月の半ば。
しかも平日の夜とあってか
待合室の中は閑散としていた。

典子はバスの時刻表と腕時計を見比べると
大きなキャリーバッグを脇に置いて
待合室のベンチに座った。

俺は見るとも無しに窓の外を見ていた。


「もう大丈夫だから」

「あぁ。・・・もう少しいるよ」

「きりが無いよ。
 ねぇ、もしかして
 私が本当にバスに乗るか確かめたいんでしょ?」

そう言って典子は悪戯っぽく笑って見せた。

「いや、そんなんじゃ・・・」


十年が長いのかどうかは解らない。
人によっても
長いと言う人、短いと言う人に分かれるんだろう。
それでも
積み重ねて来た歴史はそれなりに重たいと思っていた。

永遠と言う言葉は信じていなかったにせよ
こんな形で終わりが来るなんて
十年前の結婚式の日には想像すらしていなかった。


”ホンのすれ違い”

俺にしてみればそんな言葉で済ませられる事も
典子にとっては大きな事だったのだろう。

俺は簡単に修正出来るとタカをくくっていた。
しかし
人の心と言うのはそう単純なものではなくて
一度掛け違えたボタンは
はめていく程にどんどん大きくズレていった。

結局、二人が出した結論は
一度、全部のボタンを外してしまう事だった。

せめてもは子供がいなかった事が幸いだった。
いや
もし子供がいたら結論は違っていたのだろうか?


「ねぇ?」

「ん?」

「幸せになりなよ」

「あぁ、お前もな」

「私はなるよ。うん、絶対になる」

「そっか」

「そうよ。だから・・・あなたもね」

「あぁ、そうだな。頑張るよ」

「ホントに頑張れよー、し・ん・ちゃん!」

笑いながらそう言って立ち上がると
典子は俺の肩をポンと叩いた。

その時、待合室の窓ガラスに
バスのヘッドライトが映し出されて
バスタッチにバスが入って来た事を教えた。

「あっ、バスが来たみたい。じゃ、行くね」

「うん。元気でな」

「しんちゃんもね、じゃ!」

典子はそう笑顔で言いながら
大きなキャリーバッグを引いて歩き出した。

心なしか俯き加減に見えたのは
まるで何かを
断ち切ろうとしているかのようにも見えたからだろうか?

と、典子は立ち止まると振り向いてこう言った。

「ねぇ? 三十年くらい経ったらさ。
 私達、良いお茶飲み友達になれるかな?」

「お茶飲み友達?」

「うん。愛だの、恋だのじゃなくってさ。
 天気の良い日は何処かのカフェのテラスかなんかでね。
 『今日の紅茶はいつもより薄くないかい?
  ケチってるねー』とかさー(笑)
 『こう暖かいと関節痛が出なくて助かるねー』
 なんてね。
 日向ぼっこしながら他愛も無い話で時間を潰すの」

「なんだそれ?
 そんなのが良いのか?」

俺は思わず苦笑をした。

「だって、なんか良くない? そう言うの」

「そうだな。良いかもな」

「ねぇ、初めてデートをした場所って覚えてる?」

「えっ? あ、あぁ。美山町の高台を上った展望台だろ?」

「さぁっすがぁー。気ぃ遣いしぃのしんちゃん!」

「茶化すなよ」

「約束はしないけどさ。
 もし、三十年後も元気でいれたらね。
 しんちゃんの誕生日に私、あそこに行ってみるよ。
 あっ、別に覚えてなくても良いからさ。
 正直、私も覚えていられる自信も無いし。
 もしかしたら、もうボケちゃってるかも知れないもん」

「お互い様だけどな」

「あはは、そうだね。あっ、じゃ、行くね。遅れちゃう」

「あぁ。気をつけてな」

「うん。ありがとう」


そう言ってバスに乗り込んだ典子は
もうこっちを見る事もなくただ前だけを見ていた。



あの日から丁度三十年。
今日は俺の六十七回目の誕生日だ。

典子との初めてのデート。
それは
結婚をする前だから、もう四十数年前の事になる。
この場所で夕日に赤く染まった街を
二人していつまでも飽きずに見下ろしていた。

どんな話をしたかなんて覚えてはいないけど
ただ、あの時に俺はもう
典子と結婚をすると心の中で決めていたのだ。
それはハッキリと覚えている。


俺達が十年間一緒に暮らした街。
昔は無かった大きなマンションや団地が幾つも建って
ここから見下ろす風景も随分と変わってしまった。
それが三十年と言う時の流れなんだろう。

やがて
空の色が青からオレンジ色へと
そのグラデーションを濃くしていくと
街も徐々にその表情を変えていった。

あの日と変わる事の無い時間が緩やかに流れていく。

「あぁ、キレイだ・・・典子、見えるかい?」


典子が来ない事は知っていた。
いや、今日ここに来れないと言う事を。

今年
典子の親友だった加奈子からの年賀状に添えてあった一言。

”ノリは優しい家族に見守られながら天寿を全うしました”

癌だったと後で聞いた。


それでも俺が今日、ここにどうしても来たかったのは
典子に届けたい想いがあったからだ。

約束はしてないけど
でも、俺はちゃんと忘れてはいなかったと伝えたかった事。

そして、もうひとつ。

俺がいつか”そっち”に行ったら
その時は茶飲み友達として想い出話しでもゆっくりしよう。

そう伝えたかったから。



同じタイトルで同じ書き出し。
途中に使う言葉にも
なるべく同じ言葉を散りばめながら
それでいて正反対の詩を創作する。

そんなテーマで書き始めた二編の詩。


<夏の終わり>の少し前に書き始めたはずが

いつか、すっかり忘れてしまい(笑)

気が付けば、もう北海道は
秋も終盤戦に入ってしまっていました。


ん~
タイトルは<秋の終わり>に変えようか?

とも思ったものの
既に七割方書いていたので
今更、テーマも変わられず(笑)


とりあえず仕上げました。


が、しかし

やや?
季節外れになってしまった感は否めませんが
来年の<夏の終わり>まで待つのも何だし(笑)


とりあえず”披露”をば。




さてさて

どちらを気に入ってもらえるでしょうか?



窓を開けたら射し込む陽射し

少し優しく感じたのは

過ぎ行く季節のせい?



あなたは読みかけの文庫本

開いたままでまどろむ

幼い子供のように



緩やかに流れる時間

それを人は幸せと呼ぶのかな?

何も特別な事も無いけど

何も悲しい事も無い

ありきたりの毎日を

ただ、あなたと過ごす





陽に焼けた腕の火照りもいつか

忘れてしまうけど

この想いは忘れたくない



時がいくつ流れ過ぎても

迎える季節はいつも

あなたと一緒でいたい



穏やかに優しさに包まれる

それを人は愛と呼ぶのかな?

昨日までのざわめきが

今日は静けさに変わる

夏の終わり見送りながら

今日もあなたと生きる



窓を開けたら指し込む陽射し

少し優しく感じたのは

過ぎゆく季節のせい?



君が忘れて行った

文庫本には四つ葉の栞

僕の心が痛む



緩やかに流れる時間が

こんなにも切なくて      

君がいた夏の名残り

気がつけば探してた





陽に焼けた腕の火照りも

いつか忘れてしまうけど

懐かしく思える日も来るよね



君を忘れるには

もう少し時間がいる事

許してくれるかな



穏やかなはずのひと時が

こんなに物足りないなんて

昨日までのざわめきが

今日は静けさに変わる





君を忘れるには

もう少し時間がいる事

許してくれるかな



二人の写真を貼っていた

壁の跡が消えるまでには

僕もきっと新しい季節を

迎えられるから



電話

<ねぇ、泣いても良い?>


携帯が鳴った時
時計は深夜の2時半を回っていた。

いつもこれだ。

こっちが電話をしたって出ないくせに
夜中だろうが早朝だろうが御構い無しに
いつも一方的に電話をしてきて
一方的に喋りまくって
でもって、気が済んだら<バイバイ>

たまには
<こんな時間にゴメン>とかさ、言えよって思う。

まぁ、未だお前に言えた事は無いんだけどさ。


<ねぇ、聴いてるの?>

「あぁ、聴いてるよ」

<何? 今日のタカシは冷たいじゃん>

「ゴメン、まだ寝惚けてるんだ」

<ねぇ、泣いても良い?>

「なんだ? 又、フラレたのか?
 しょうがない奴だな。
 で? 泣いても良いけどBGMは用意したのか?」

<BGMって?>

「フラレた時の定番曲。
 中島みゆきの『うらみます』とかさ。
 今、お前が一番聴きたく無い歌だよ」

<そんなの聴いたら死んじゃうよ>

「それじゃ、そうだな・・・
 スピッツの『君が想い出になる前に』とか?」

<そんなの聴いたら切なくなるよ>

「何だよ、じゃあさ。
 HYの『366日』は?」

<そんなの聴いたら余計に辛くなるよ>

「じゃ、いっそ
 ドリカムの『ラブ・ラブ・ラブ』にする?」

<そんなの聴いたら泣いちゃうよ>

「あれっ? 泣きたいんじゃなかったのか?」

<そうだけど・・・>

「何だよ? 変な奴だなぁ~
 それならさ。
 素直に『声が聴きたかった』って言えよ」

<そんな事を言ったら負けじゃん>

「何だよ、それ?
 どうせ又、失恋をしたんだろ?
 なら、ついでに負けちゃえよ。
 きっと、楽になるぜ」

<口説いてるの?>

「口説いてやってるんだよ」

<何それ? バカみたい>

「バカじゃなきゃ、お前の相手なんかしてられないよ」

<ねぇ? アタシ、何で電話したんだっけ?>

「俺の声が聴きたかったからだろ?」

<しょってるね>

「どうせ、バカですから」

<変な奴>

「お前には言われたくないけどな」

<でも、スキ>

「お前には言われ・・・えっ?
 今、何て言った?」

<何が?>

「何がじゃないよ。今、言ったろ?」

<言ってないよ>

「言った!」

<言ってなぁーい>

「いやいや、言ったでしょ?」

<バカじゃないの?>

「お前、ケンカ売ってるのか?」

<アイシテル>

「やっぱり売ってるんだ?」

<ウフフ>

「えっ? あっ・・なっ、も、もう一度言えよ!」

<言わなぁーい>

「おぉーい!」


いつだって冗談とも本気とも取れない会話。

高校の時からだから
かれこれ10年は続いている事になる。

お前の喜怒哀楽に振り回されるのも
慣れたっちゃ慣れたけど
でも、もうそろそろ
”終わり-Happy End-”にしないか?


「あのさ」



ショートストーリー『君のシアワセ』を
ホームページ<夢の樹舎>にアップしました。


  *タイトルをクリックすると本文が開きます。

      ↓

   『君のシアワセ』



ついでに
書き溜まっていた<夢乃家日和>作品もアップしました。

  *<夢の樹舎>トップページはこちら。

      ↓

   <夢の樹舎>




なぁ、あれからどれくらい経つ?

 そうだなぁ
 二十年・・いや、もう三十年だよ。

そうか・・・
もうそんなに経つんだ。

 なんだ?
 未だ、気にしてるのか?

いや
そういう訳ではないけどね。
でも
昨日の事にように思い出す事があるんだ。
今でもね。

 もう良いだろ?

そうだな。

 そうさ。

時の流れ・・・

 ん?

時の流れが与えてくれるものは何だろう?

 時の流れが?
 そうだなぁー
 しいて言うなら<寛容>かな。

寛容?

 あぁ
 時が心の傷を癒してくれるだとか
 時が忘れさせてくれるとか言うだろ?
 覚えている記憶に対して
 『もう楽になって良いよ』ってさ。
 時が赦してくれるんだよ。
 まぁ、お前の場合は
 忘れるのが下手みたいだけどな。

よせよ
別に何でも覚えている訳じゃないさ。

 それから、んー 何て言うかさ。
 時が経つと
 記憶が曖昧になったり
 逆に、より鮮明になったりってあるだろ?

あぁ、あるね。

 どうしてだと思う?
 新しい記憶なのに曖昧になったり
 古い記憶のはずが鮮明に覚えてるなんてさ。
 そんな事だってあるけど
 普通は古いモノから忘れて当たり前だよな?

そうだね。
どうしてだ?

 時の流れが寛容さを与えてくれる代わりに
 人から奪っていく”モノ”があるからだよ。

奪っていくモノ?
それはなんだい?

 それは<真実>だよ。

真実? どうして?

 忘れてしまいたいとか
 絶対忘れたくないとか
 多かれ少なかれ人にはあるよね?

うん、そりゃね。

 でも、残念ながら
 人は憶えていたい記憶ばかりを
 覚えていられる訳じゃないんだ。
 本当は忘れてしまいたい記憶ほど
 忘れられないものなのさ。
 良く「脳裏にこびり付く」とか言うだろ?

あぁ。

 例えば別れた人を忘れようとする時
 人は何を考えている?

それは・・・別れた人の事だよね?

 そうだね。
 考えている人の事を忘れられると思うかい?

いや、逆に余計な想い出まで思い出すかもね。

 そうさ。
 そう言うもんなんだよ、人の思考回路ってさ。
 でもそれじゃ
 人はいつまで経っても前へ進めないだろ?

うん。

 そこで、人は時の力を借りて
 <真実>を記憶の外に捨て去ろうとするんだ。
 言ってみれば、人間の本能みたいなものかな。
 <真実>が記憶から除外されるから
 その近辺の記憶が曖昧になるのさ。

・・・

 逆に作用・反作用みたいなもので
 どうしても忘れたくないと言う気持ちが強いと
 『これは良い記憶なんだ』と
 自分の中で記憶を美化していくんだ。
 でも、それは
 あくまで美化だから真実では無いのさ。
 つまり、時が真実を奪うってそう言う事さ。

それじゃ
時は人に寛容を与え人から真実を奪う。
それは解った。
でも、何の為にそんな事を?
古い記憶から忘れていくんじゃダメなのかい?
パソコンファイルの上書き保存みたいにさ。

 人が今日も明日も生きていく為に必要なモノ。
 それは過去の経験とかね、記憶とかさ。
 そう言うモノが積み重なって今があるんだけど
 そこが人間の機微と言うか難しいとこなんだ。

と、言うと?

 新しい記憶と古い記憶が両方無いと
 人の精神って活性化されないように出来ているんだ。
 でも、全部を覚えていられる程の容量は無い。
 そこで、本能的に記憶をフィルターに掛けるんだ。
 良い想い出も悪い想い出も
 新しい記憶も古い記憶もみんなごちゃ混ぜにしてさ。
 そして、
 無意識の中でフィルターを通して選別をする。
 それを自動的にやってくれるのが
 きっと<時の流れ>なんだろうな。




規格品

「虫が食った野菜は売り物にならない」

八百屋さんは言う


「それじゃ・・・」

思わず反論してしまう

「虫も食わないモノを
 俺達は食べさせられているのかい?」




「形が悪いものは売り物にはならない」

生産者さんは言う


「それじゃ・・・」

思わず耳を疑った

「見栄えが悪いと味もやっぱり悪いのかい?」




ちょっと虫が喰っているから

少し形が悪いから

規格から外れているからと捨てられる農産物

搾り過ぎたからと廃棄される牛乳や
逆に日数まで厳密に管理されている肉




見栄えの良さばかりを追い求めて
何か肝心な事を置き去りにしてやしないか?




ねぇ、もしかして

人間も同じなのかい?

人と違っている事は悪い事なのかい?


同じ寸法 同じ重さ 同じ品質だったら
管理をする方はきっと管理しやすいんだろう

人間も同じで
ひとつの規格にみんなを当てはめた方が

つまり

同じように
ひとつの情報で
みんなを同じ方向に向けた方が
管理する側にとっては都合が良いんだろう

一人一人の名前で区別するよりも
番号で管理した方が機械的に処理が出来る

番号に感情移入は必要無いしね

規格から外れた”モノ”は
どんどん廃棄した方が色々な意味で効率も良いし
経費だって安く上がるだろう


でもそれは管理をする側の論理だ

画一化された人間は
生きてはいるのかも知れないけど
それはもはや人間とは呼べない


人間は形や見栄えだけで解るものではない

その違いこそが個性で
個性があるから人間なんだ


どんなに規格化された世の中になったとしても
人を測る物差しは無いし又、有ってはいけない


そして
考え方や主義主張も人と違って良い

違っても良いが
それをお互いに解り合おうとする努力は必要だ

その努力を出来る唯一の生き物が人間なんだから




もしも、この時が止められるなら


何度もそう思ったよ

永遠が欲しかった訳じゃない


君を失いたくない ただ、それだけだった




もしも、もう一度君に逢えるなら

もしも、あの日に戻れるのなら


そんな事が叶わない事だなんて分かっている


それでも、つい思ってしまうんだ


今なら、きっと上手くやれるのに

あの頃よりももっと上手くやれるのにって


そんな事を思ったところで

何も変わらない事も知っているけど




だけど・・・




もしも、この時が止められるなら


あの日、心からそう願ったよ

永遠が欲しかった訳じゃない


君を失いたくない ただ、それだけだった




時間は数か月ほど遡ります

某国営放送局の
朝の連ドラ『あまちゃん』が
世間で話題になり始めた頃の事です

私はドラマを観ていませんでしたので
それがどんな内容なのか知りませんでした

そんな或る日の事、娘との会話

「お父さん、
 最近『あまちゃん』って話題なんだってね」

「甘ちゃんはお前だべ?」

「違うって、ドラマの話」

「ドラマ?」

「そう、朝の連ドラなんだって」

「連ドラになる尼さんの話って。
 そんなすごい尼さんがいたんだ?」

「うん、いたんじゃない? 人気の海女さん」

「まぁ、瀬戸内寂聴さんとかなら解るけど」

「違うよ。瀬戸内じゃなくて
 岩手県の三陸海岸の街なんだって」

「へぇ~ 三陸海岸にも有名な尼さんがいたの?」

「まぁ、ドラマだけどね。
 なんでも主人公の女子高生が
 夏休みにお母さんの故郷に行って
 そこでお祖母ちゃんを手伝って海女さんやって
 で、アイドルを目指すとか何とかなんだって」

「尼さんからアイドル?
 そりゃ又、国営放送にしちゃ突飛な話だね。
 確かに、美し過ぎる市議とかいたけど
 尼さんがね~」


本来なら全く噛み合わないはずの話が
奇跡的に(?)噛み合ってしまうなんて
これも『あまちゃん』効果?(笑)


その後、時を経て
『あまちゃん』が海女さんだって事を
私も知るに至った訳ですが



毎年、年末になると流行語大賞が話題になります

今年の前半は例の『今でしょ』が
確実だなんて言われていましたが
『あまちゃん』の人気が上がるにつれ
『じぇじぇじぇ』が猛追を始めました

で、夏が終わる頃には
『おもてなし』と『倍返し』が参戦し
今や四つ巴の戦いの様相を呈してきています

まぁ、それは本題ではないので端折ります


その『じぇじぇじぇ』ですが
いかんせん、ドラマを観ていなかった私には
全くその意味が解りません

ドラマが終わった今となっては
今更、会社の人にも友人にも訊けず

さて、どんな意味なんだろう?


そこのあなた!
今、『じぇじぇじぇ』はこう言う意味なのに
って思わず口に出したでしょ?

いや、言わなくて良いですよ
自分で考えますから!

って、さすがに今の科学力じゃ
PCの向こうで言われても聞こえませんけどね(笑)


『じぇじぇじぇ』

ん~ 何だろ?
三陸地方の方言なんだよな?

あっ! もしかして・・・『銭』?

そう言えば
お金を事を『じぇんこ』って言う地方もあるし

とすると
『じぇじぇじぇ』は『金だ、金だ、金だ!』?

タカ&トシのタカのギャグ
『俺だ、俺だ、俺だー!』みたいな感じ?

ウニ、アワビ、サザエとか
高級な魚介類で莫大な財産を築いた女子高生が
金の力でアイドルを目指す!

いやぁ~
天下の国営放送がそんな話はやらんよね?

以前『同情するなら金をくれ』とかあったけど

じゃ、違うのか・・・ ←当たり前


確かにPCで検索をすれば一発なんでしょうが
どうせ毎晩PCを開いているしね

でもそれじゃ
何だか<負け>みたいな気がするんだよねぇ~

だから自力で考える!


おっ! そうだ!

もしかして『是、是、是』か?

『是』がなまって『じぇ』

うん、これは有るぞ!

とするとアレだな?

ムツゴロウさんが猛獣の頭を撫でて
「良し、良し、良し♪」って感じ?

高級な魚介類を沢山獲った時
網元が海女さんを撫で撫で・・・って

ん~ そんな訳は無いわなぁ~


考えても妄想しても答えに辿り着かず
つい、フラッと娘に話しかけてしまいました

「なぁ、『じぇじぇじぇ』って何?」

「何かね、驚いた時の言葉みたいだよ」

「じゃ、『ゲゲゲー!』みたいな?」

「それは知らないけど」

「じゃ、『ゲゲゲの鬼太郎』って
 三陸の人は
 『じぇじぇじぇの鬼太郎』って言うのか?」

「んな訳無いしょ」


まぁ、確かに


そんなアホな事を考えて書いているうちに
時間はどんどん過ぎまして
気が付いたら既に午前1時半を回っていました

あー、ヤバい! 寝る時間が無くなる!


「そんな時に言うんでしょ?」

「おっ、これね? じぇじぇじぇー!」



ネタ

とある某家の夕食後の団欒のひと時

三人掛けのソファの右と左で体育座りをしながら
長女は携帯を、次女はゲームをやっていた

私はと言うと
テレビの前でゴロリと横になっていた

そこへ次女

「最近テレビも特番ばかりでつまんないね」

「あれっ?
 お前、ゲームをやってたんじゃないのか?」

「なんか飽きた。
 ねぇ、お父さん。何か面白い話は無い?」

「ん~ そうだなぁ」

「あっ
 『頭も胴体も白い犬は”尾も白い”』
 なんてのはダメだよ。
 もうネタバレだから」

「えー?
 お父さんがいつそんなくだらない事を言った?
 だいたいだな。
 お父さんはそんな親父ギャグは大っ嫌いです!」

「あー、それが既にギャグだから」

全く、私ともあろう者が
次女にはスッカリ舐められたものです

「ねぇ、何か無い?」

「ねぇよ。どうせ、つまらんギャグしかね」

「良いよ。つまらなくても。
 聴いてあげるから言ってみて」

「あのなぁ~
 『聴いてあげるから』と言われて
 んなもん、言えるか!」

「じゃ、笑えば良い?」

「あのなぁ・・そう言う問題かい?
 だいたいだな。
 そんな面白いネタがあるなら
 お前らに話す前にブログに書いてるわ」

「いやいや。
 いきなりブログで書いて滑って外すより
 一度
 私に聴かせてみて受けたらブログにしたら?」

「お前なぁ・・・お父さんのネタが滑るだと?」

「あれっ? 違うの?」

「違うわい!
 お父さんのブログなんてな
 みんな泣いたり笑ったり頷いたりでさ
 毎日、何十人と言う人がだな・・・」

「みんな優しい人ばかりなんだね」

「お前、お父さんにケンカ売ってるべ?」

「えー? そんな事は」

「良い! もう解った。
 面白い話があってもお前には教えん!」

「なんでさぁ~?
 あー、ホントは無いんでしょ?」

「あ、あっ、有るわい!」

「じゃ、何?」

「ん~ いや、たくさん有り過ぎてだな・・・」

「お父さん、案外正直だよね」

「な、なんでだよ?」

「すぐ顔に出るよね。
 そっか、面白いネタは無いんだ?」

「そ、そりゃ・・まぁ、そんな事だって
 まぁ、たまにはだな・・・
 おい、姉ちゃん?
 今日学校で何か面白いネタは無かった?」

苦し紛れに私が助けを求めるべく
長女の方を振り向くと
次女の隣で携帯を見ていたはずの長女は
体育座りのまま
しかも、手には携帯を握り締めたまま寝ていた

「あれっ? 姉ちゃん?
 もしかして・・・寝た?」

その瞬間
私の脳裏には閃きの電球がパッと光った

『これだ!』

そして、私は無意識に
思わずニヤリとほくそ笑んだのだろう

次女はその一瞬を見逃さなかった

「お父さん。止めておきなよ。
 『寝た』と『ネタ』は苦しいって」


Σ(=◇=;) ギクッ!



路傍の人

<路傍の人>とは
 ”道を歩く人、道端ですれ違う人”

そこから転じて

”自分とは無関係な人”と言う意味にも使われます



確かに

東京などの大都会に行くと
何処に行っても
何千、何万と言う人の群れにすれ違います


その街をたまたま訪れただけの異邦人にとっては
その全てが路傍の人と言う事になるのです



ネットを観ていても
数えきれない程のサイトやブログが存在し
多くのSNSが存在し
そこに出入りする無数の人達がいます

そのほとんどが

自分にとっては
やはり路傍の人と言う事になるのでしょう



ならば

そこにおける自分は
路傍に転がる
”ただの石ころ”
そんな存在に過ぎないのかも知れません

何も無ければ誰も気に留めないような
何処にでも在るただの石ころ



でも
路傍の石ころにだってつまづく事も有ります


その石ころに僅かに含まれる石英が
光に反射をした時

ふと
「何?」と手に取ってみる事も有ります



その瞬間

石ころにも縁が生まれます


ただの石ころだった自分が
人によって活かされる

そんな事だって生まれるかも知れません



その後

その石ころが
何処かにすぐ捨ててしまわれるのか
ポケットに大事にしまわれるのか

それは運命に
委ねるしかないのでは有りますが・・・



ならば
路傍の人とて全くの無関係とは言い切れません

そうであるならば
自分は
路傍に転がるただの石ころだと嘆く事もありません



神様のちょっとした気紛れにしろ悪戯にせよ
出会った事の偶然を
自分が一歩踏み出す事で
必然に変える事が出来るかも知れないのですから



キッカケを活かすも活かさないも自分次第です


つまり

関係、無関係とは
自分が勝手に作り出す所業に他ならないのです



季節割り振り会議

 ワイワイ、ガヤガヤ・・・

 すったもんだ・・・ホイサッサ・・・

 でさ・・・あーだ、こーだ・・・



議長の太陽が着席をすると
<オホン>とひとつ大きく咳払いをした。

「静粛に!
 これから次季の割り振り会議を始めます。
 先ずは・・・今回は秋の番でしたね?
 では、主張があればどうぞ」

秋は促されて起立をすると一同を見渡した。
そして静かに語り始めた。

「夏さん、先ずはお疲れ様でした。
 ただ、あなたは少々無茶が過ぎましたね。
 41度はやり過ぎです。
 お蔭であちらこちらで集中豪雨も起こるは
 竜巻は起こるは、台風は我が物顔で闊歩するは
 国民の皆さんも
 もう夏にはへきへきしている事でしょう。
 今年ほど私が待ち望まれている年は無いのです。
 そこで私は提案します。
 今年の秋はズバリ五か月を要求します!」

「な、何を勝手な事を!
 お前だけの季節じゃないんだぞ!」

興奮で顔を赤らめて叫んだのは冬だった。

「だいたいだな!
 お前が五か月も居座っていたら
 俺はどうするんだ?」

秋は涼しげに言った。

「冬さん、良いですか?
 ハッキリ言って
 誰もあなたを待ってなんかいませんよ。
 寒い、冷たい、おまけに雪ですか?
 北国の人はストーブの灯油代もかかるし
 何より、雪かきを喜んでいるでも?
 冬道の運転をみんな楽しんでいるとでも?
 そんな事は無いでしょ?」

「だ、黙れ!
 北国の人達は
 ウインタースポーツが出来るのを
 心待ちにしているはずだ!
 雪祭りだって観光客は沢山来てるじゃないか。
 年明けにはオリンピックだってあるんだぞ!」

「それはロシアの話でしょ?
 別に日本が冬である必要は無いじゃないですか。
 違いますか?
 ねぇ、みなさんはどう思います?」

秋は他の季節に問いかけた。
するとそれに夏が答えた。

「秋さん、あなたは横暴だ。
 日本ほど四季の美しい国は無いのです。
 四季それぞれのバランスが取れていればこそ
 みんな安心して暮らす事が出来るのです。
 その意味では夏は暑く冬は寒く
 その合間を春と秋が上手く調整する。
 それが自然の道理です」

「悪いけど、今年のあなたに
 道理を問う資格はありますかね?
 今年の夏はいつものあなたでしたか?
 ちゃんとバランスを取っていたのですか?
 あれで? 私にはとてもそうとはね」

「そ、それは・・・」

「まぁ、まぁ」

そう言って話に割ってきたのは春だった。

「確かに、今年の夏さんはやり過ぎでした。
 あー、夏さんはちゃんと反省してくださいよ?
 でも、だからと言って
 秋さんが長く季節を取ったら
 今度は冬さんはどうすると思います?
 次の会議で、こう言うに決まっています。
 『秋のせいで俺は二か月しか冬を出来なかった。
  今年は六か月は譲れないぞ!』ってね。
 みんながそんな風に
 自己主張ばかりしていたらどうなりますか?
 困るのは日本国民のみなさんですよ。
 秋さん、違いますか?」

「う、うん・・・まぁね」

「私達は愛してくれる国民があってこその
 日本の四季じゃありませんか?」

「しかし・・・わ、解ったよ。
 それじゃ、今年の秋は三か月。
 これは譲れないギリギリの線だ」

議長の太陽は言った。

「冬さん、いかがですか?」

「しかし、それでは私の立場が!」

「良いじゃありませんか。
 秋さんと冬さんそれぞれ三か月と言う事で。
 国民のみなさんには夏のお詫びを兼ねて
 <今年の冬は暖冬>と言う事で告知しましょう」

「し、しかし・・・」

不満そうなのは冬。
何とも納得がいかない様子です。
無理もありません。
今までは東北・北海道は冬の独壇場で
誰も文句は言わなかったのですから。

太陽は一同を見渡すと
又、<オホン>とひとつ咳払いをした。

「では、今年の秋と冬は三か月づつと言う事で
 みなさん、異論は無いですね?
 それでは広報さん、至急気象協会に連絡を。
 <今年の秋は長く冬は暖冬傾向でしょう>
 以上で・・・」

「ちょっと待った!」

手を高々と上げたのはやはり冬でした。

「どうしました?」

冬は立ち上がると太陽に向かって言った。

「なんだ? 暖冬、暖冬ってさ。
 良く良く考えたらだな。
 お前がシッカリしないから
 温暖化なんて羽目になったんじゃないのか?
 温暖化にさえなってなかったら
 俺はもっともっと北国で悠々と出来たのに。
 ヤイ、太陽さんよ! どうしてくれるんだ?」

「そ、そんな事を言われても・・・」

しどろもどろになりながら太陽は答えた。

「わ、私だって、何も好き好んで
 暖冬にしたい訳ではありませんからね。
 温暖化と言えば私だって被害者なんですよ。
 私だって冬くらいは力をセーブしたいんです」

「じゃ、温暖化の責任は誰が取るんだ?」

冬はそう言いながら一同を見渡した。

「・・・」

そこに夏がそっと手を挙げた。

「あの・・・
 そもそも温暖化って人間が撒いた種ですよね?
 なら、別に私達が気にしなくたって
 好きなようにやれば良いんじゃないですか?」

「そうは言ってもだなぁ・・・」

と、太陽は渋い顔。
春は大きく頷くと一同を見渡しながら言った。

「いや、夏さんの言う通りかも知れません。
 これは
 我々日本の四季の存続に関わる大問題です。
 このまま温暖化を放っておく訳にはいきません。
 我々だってペースを乱されたくはありません」

「じゃ、どうするつもりなんだ?」

「確かに夏さんはやり過ぎでしたが
 人間に事態の収拾が付けられないなら
 そう言うのも必要なのかも知れません。
 人間が温暖化を危険だと認識するように
 いっそ秋さんは四か月で冬さんは二か月。
 その代わり冬さんは思いっきり暴れて結構。
 日本海側には豪雪、太平洋側には極寒とかね。
 それから秋さんには台風の連波と
 その後は
 秋雨前線を停滞させてもらいましょう」

「なるほど」

「じゃ、気象協会には何て通達する?」

「<台風から秋雨前線と続く長い秋の後
  冬は短いけど北極が引っ越してきます>
 こんなところで良いんじゃないですか?」

「異議無し!」




なんて事にならなきゃ良いのですが。

異常気象が「例年並み」にならないように
ただ祈るばかりです。

今年の冬は穏やかな冬になりますように。



”目は口ほどにモノを言う”

そんな言葉がありますが

どんなに雄弁に語った言葉よりも
その時の目が全てを語っていると言う事があります


人の気持ちは
それだけ目に表れると言う事なんでしょう


例えば

気持ちと裏腹な事を言っている時って
何故か相手の目を正対出来ないものですよね

特に男は・・・?


「お前だけだよ」

川;一一)ジッ (゚_゚ )( ゚o゚)(゚-゚ )ナ、ナニカナ?


「嘘じゃないよ」

(¬へ¬川 ジー (゚-゚=)(。_。=)(=゚-゚)ホ、ホントサ



ちなみに
私の若い頃は
嫌いな奴と話をする時
愛想笑いをしようと思えば思うほど
顔が思いっきり引きつってました(笑)

今はもう立派に歳を重ねましたからね

愛想笑いでも営業スマイルでも
「ドンと来い!」ってなもんですが(笑)



”目は口ほどに嘘を言う”

なんて
そんな言葉は誰が言ったんでしょうかね?


女は目で嘘を語り
男は目で嘘がバレるのだとか

何故なら
嘘がバレそうになると

女は涙で瞳を隠すけど

(p_q)シクシク ←女性の必殺技

男は慌てて口を抑えてしまうのです

(゚/ \゚=)アワワ ←この時点でアウト


男は目を見られたら
それでもう一発でバレバレです(笑)


良く
嘘をつく時には
決まって”目が泳ぐ”男っているそうですが
それもまた、しかりです

だ、誰の事・・・かな?

o(-_-;)o ドキドキ



男 VS 女

これでは最初から勝負にはなっていませんね

って、何の勝負をしているんだか!?


まぁ、勝負はともかく(笑)

嘘がバレるのが困るなら
正直にしてなさいって事でしょうか?


それとも
負けず嫌いなあなたなら
サングラスを買いに
メガネ屋さんに走りますか?

サングラスのレンズは
そうね~
黒よりはミラーの方が良いかな?(笑)


もっとも
結婚詐欺師にでもならない限り
或いは
<やましい事>でも無い限り
そんな勝負は必要ないかもですけどね


まぁ・・・

バレたら素直に土下座しましょ!!

m(_ _)m スマヌ!




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