名言や格言を辿ってみると
”人生”は実に様々なモノに例えられています
中でも多いのは
「道」とか「山坂」とか「旅」ですが
他にも
「学校」とか「一杯のスプーン」だったり
辿れば辿るほど
色々な例えに出会えます
そんな中で見つけた言葉です
アプローチは全く同じなのですが
続く言葉が違うものがありました
両方共
同じ発想なのでしょうが
続く言葉が違うと言うのは
性格(考え方)の違いなのか
あるいは
(どちらの言葉が先だったかは定かではありませんが)
一方の考え方に対するアンチテーゼなのか
インスパイアーされたものなのか
リスペクトなのか
いずれにしても
面白いと思ったので
紹介させていただきます
Life is like an onion.
You peel off layer after layer
and then you find there is nothing in it.
人生はタマネギに似ている。
一枚一枚皮をむいていくと
中には何もないことに気付く。
*ジェームズ・G・ハネカー
(James Gibbons Huneker 1860-1921)
アメリカのエッセイスト、音楽批評家
これは多分
生きる事に意味が無いとか
死んだら何も残らないとか
そう言う事ではなくて
タマネギの皮一枚が一年なのか
あるいは、”何かをする”と言う事なのか
それはともかく
皮をむいた後の結果よりも
皮をむくと言う
その過程こそが生きると言う事
そう言う事なのでしょう
Life is like an onion.
You peel it off one layer at a time,
and sometimes you weep.
人生はタマネギのみたいなもの。
一枚一枚皮をむいていき
そして時に涙ぐむ。
*カール・サンドバーグ
(Carl Sandburg 1878-1967)
アメリカの詩人で、作家、編集者
これもまた
人生そのものですね
でも
私ならこれに付け加えて
”だが、出来あがった料理は
食べたみんなに幸福な笑顔をもたらす”
そんな言葉を続けたいです
タマネギの皮をむいていけば
芯は段々と小さくなってしまいますが
そのむいた皮が
美味しい料理になっていくのです
美味しい料理は
食べた人を幸福にする事が出来るのですから